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ヤクザマネー

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062147781
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

金融市場ゆがめる「黒いカネ」の正体に迫る。

政治家、芸能人、起業家など、あぶく銭を追う人種が、いま「ヤクザマネー」に群がっている。株式市場や新興企業などを舞台にした黒いカネのうごめきをレポート。

内容説明

秘密のディーリングルームで、連日3億円の資金を運用する男。銀行に融資を断られたIT起業家が群がる、高金利のカネ。上場企業から流出した巨額マネーの行方。ヤクザの資金運用に協力する、元証券マンたち。秘密パーティーに集まった有名芸能人と大物政治家。ヤクザマネーの全貌に迫る。

目次

第1章 株で儲けるヤクザたち
第2章 80億円の男
第3章 ヤクザに生き血を吸われた会社
第4章 共生者たち
第5章 ヤクザいまだ滅びず
第6章 翻弄される捜査

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kakoboo

15
ヤクザと言えば総会屋やシノギといったイメージが強かったのですが最近はインテリヤクザ、というよりその分野に強いホワイトな人がグレーになって金融市場でヤクザと何らかの接点を持っているそうです。ペーパーカンパニーによる手法や複雑なファイナンススキームによる資金調達は規制緩和によるもので、本当に必要なものなのか疑うものがあります(MSCBとか)。個人投資家への門戸が広がっている一方で、グレーな投機筋がいるということは誰かが損をして誰かが得をする際の損得関係は明白ではないでしょうか。 キレイゴトな言葉は疑わしいです2016/07/24

しげ

3
「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、行き過ぎた「拝金主義」の先には、いったい何があるのか。騙し騙されのマネーゲームにただただ虚しさを感じました。2021/02/07

ちあき

3
暴力団が動かすアングラマネーを扱った番組の書籍化。危険をおかしてこれだけの調査報道をやってのける取材力・組織力には敬意をはらう。金融市場の規制緩和はマネーロンダリング対策を視野に入れたものであるべきだったろうとも思う。しかし、国民経済に占めるアングラマネーの規模はイタリアやロシアも相当大きいはずで、そのあたりを比較する観点やデータがないのはどうか。被害者は善良な投資家という見立ては正しいのか、すべては日本が拝金主義に毒されているせいだといえるのか――そんな疑問も残った。2009/09/16

imyaaka

2
今はどんな変化が起こっているのか気になる。2016/03/27

2
株式市場は国がやっている賭場、と言う意味のことをヤクザが取材で答えているんだけど、そのひとことに尽きる内容。インサイダーで儲けて、なかなかお金を銀行からすぐに貸してもらえないベンチャー企業にお金を出す。銀行の融資の基準が根本から変わらない限り、ヤクザの介入は必要悪だと思った。2012/01/20

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