JOY!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062146142
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大人気作家ジョイント小説。
獄本野ばら、角田光代、唯野未歩子、井上荒野、江國香織、現代最高の作家が同じひとつの小説を描くコラボレーション企画、伝説のミュージシャンと女たちの愛の物語。

内容説明

カリスマバンド「ガーゼ・スキン・ノイローゼ」のボーカリストJOYと出会った5人の女たち。80年代から現在まで、5人の小説家が描いた時代と恋―ライブハウスの大音響を愛する風俗嬢、JOYのために必死にやせる女子高生、80年代に憧れ父親を探す17歳、不倫の恋に悩む「なんちゃって女子高生」、弟との密接すぎる関係を経験した女―「復活ライブ」までに明かされる女たちの事情とは。

著者等紹介

嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都生まれ。2000年『ミシン』で小説家デビュー

角田光代[カクタミツヨ]
神奈川県生まれ。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞

唯野未歩子[タダノミアコ]
東京都生まれ。1997年「フレンチドレッシング」で女優デビュー。同作品で毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞。2006年長編劇映画の監督デビュー作「三年身篭る」で高崎映画祭若手監督グランプリを受賞。同名の小説で小説家としてもデビューを果たす

井上荒野[イノウエアレノ]
東京都生まれ。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞を受賞

江國香織[エクニカオリ]
東京都生れ。1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

42
80年代ヴィジュアル系パンクロッカーのJOYと、彼と関係する女性達を、5人の作家さんがリレー形式に書いた小説。 最初の嶽本さんの両親と娘の設定が違和感ありすぎで、イマイチ入り込めず、角田さんに移ってから面白くなってきました。 最後の江國さんでは、姉弟の関係が強烈すぎて、リレーのバトンが繋がらなかった感じで残念でした。 どの主人公にも共感が出来ず、私には物足りない1冊となってしまいました。2015/04/22

mariya926

37
JOYという人物を5人の作家が、本人ではなく周りにいる人を描きながら、JOYの人生を見せてくれる不思議な本でした。角田光代さんと江國香織さんを知っていたので借りてみましたが、正直物語の中に出てきた誰にも共感することが出来ませんでした。ただ主人公の周りにいる人があの後どうなったんだろう??と気になることがあるのですが、この本はあの後どうなったかが詳しく書かれているのがいいです。他の作家さんとのコラボなのに上手くまとまっていると思いました。2016/08/25

ひな

17
5人の作家さんたちがリレー形式で綴る、パンクロッカーJOYの周りの女たちの物語。初っ端の嶽本野ばらさんは初読みの作家さんでしたが強烈なインパクトがあり良かったです。江國さんの名前があったので借りたけど、読んでみたら井上荒野さんの話が一番好きでした。文庫版には作家さんたちの座談会がおまけでついてるらしく、そっちをぜひ読みたかった。2018/05/09

ゆい

15
へえこういうことなのか!joyというミュージシャンによくも悪くも色々捧げた女性たちの物語。若くて青くて、真っすぐ上手く行かなくて。それでひんまがっちゃった感じ がよく表現されていた。どうしようもない投げやりな雰囲気が出ていて、本当に上手い作家さんたちだと思います。でも、表紙からしてもっと楽しいものを想像していたため、こっちか〜とちょっと残念でした。2014/07/15

hiromura

13
アンソロジー。作家5人の共作というのは初読み。井上さん江國さんが読みたくて借りたが、意外や唯野未歩子さんの「17歳」が一番面白かった。文庫版のオマケも読んでみたい。2021/02/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/105426
  • ご注意事項

最近チェックした商品