新世界より〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 510p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062143233
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!

第29回日本SF大賞受賞

貴志 祐介[キシ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。

著者等紹介

貴志祐介[キシユウスケ]
1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年、『十三番目の人格―ISOLA』が第3回日本ホラー小説大賞長編賞佳作に選ばれる。1997年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞長編賞を受賞。つねに話題作を発表し続ける、エンターテインメント界の鬼才(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

230
「Ⅱ夏闇」の途中で中巻へ続く文庫上巻よりも、「Ⅲ深秋」を終えて下巻へ続くこちらの構成の方が、より巧み。2011/04/17

文庫フリーク@灯れ松明の火

215
ドヴォルザークなタイトルだけど心は固めにクロスアームブロック。初貴志さんが『黒い家』だった身にはノーガードで突っ込む訳にはいかない。語り部ミノシロモドキがこの世界の説明終える頃には、魅了と嫌悪がじりじりと触手を伸ばして来る。サイキックなのに因習に縛られたボノボ社会。真言(マントラ)・悪鬼・業魔化した瞬。明晰な描写はイメージし易いが、ねじくれた像しか結ばない生態系異生物。貴志ワールドにずっぼり呑まれたいような、危険感じるような。忠犬すばる、けなげだ。2011/03/30

そのぼん

147
長い!!けど、めっちゃ面白い。一気に読んじゃいました。ファンタジー?の世界に吸い込まれました。グロいシーンとか性描写とかもあったけどさらっと読めました。下巻にも期待します。2011/03/27

エンブレムT

132
初の貴志作品にこの本を選んだのは正解?失敗?行間から立ちのぼってくるような暗い何かに囚われ、何も起こらないうちから妙に不安な気分になりました。「呪力」による理想郷の現実が、子供達の目を通して薄皮を剥ぐようにして見えてくる。待ち受けているのは、とてつもなくブラックな何かなんだろうか・・・そう思うと怖くて仕方ないのに、下巻を読まずにはいられません。2009/11/20

しろいるか

127
ぞくぞくする世界観だ。これは凄い。もっとも解りやすい喩えは日本版ハリーポッターというところか。呪力と様々な魑魅魍魎、魔法学校ならぬ全人学級。気付くと途中で居なくなっている何人かの生徒…。主人公早季とクラスメートの真里亜、瞬、覚、守の5人が経験したとんでもない夏季キャンプ。ミノシロモドキによって明かされた話やバケネズミのコロニー間抗争だけでも十分エキサイティングであるのに、終盤、怒涛の展開が…。上巻だけでもずいぶん消耗したが(笑)下巻へのいざないは断ち切れない。2013/02/10

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