内容説明
一切公開されていないにもかかわらず、着々と作られている謎の線路、用途不明の鉄道施設。その“点”と“点”をつないで現れた、驚くべき“新路線”の数々を追う。10年後、近所に駅ができるかもしれない!?あなたの知らない“未来予想図”満載。
目次
第1章 首都圏の地下線に眠る謎の構造(りんかい線にある、謎の分岐線;武蔵野線と京葉線でつくるつもりだった東京外環状線 ほか)
第2章 東京郊外に蠢く準備設備(消えた成田新幹線のルートを追う;計画中止までになにがあったのか ほか)
第3章 知られざる新幹線計画の真実(上越新幹線は全通していない;ニューシャトルに乗って検証 ほか)
第4章 全国に広がる未完成路線図(阪急の新大阪駅乗り入れ準備;新大阪駅の在来線にある増設ホーム空間 ほか)
第5章 幻に終わった計画(京王井の頭線明大前駅にある複々線設備;田町電車区に残る朽ち果てた高架橋 ほか)
著者等紹介
川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年、兵庫県に生まれる。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て鉄道図書刊行会に勤務、「鉄道ピクトリアル」「電気車の科学」を編集。鉄道アナリスト。鉄道友の会会員。全国鉄道利用者会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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doremi
1
P54 山手貨物線の東側と西側が逆。P123 埼京線電車の車庫は指扇駅ではなくて、南古谷駅。 素人が見るとなにげない空き地が、玄人が見るとそこに未完成路線・施設が見えるようです。ただ、土地や施設が塩漬けの不良資産となって運賃に乗っていると思うとね。 2015年 C0065 \1600. 20072015/11/03
イソ
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モノレールが八王子通って是政まで行く計画とか、実現したらびっくりだなw 唐木田からの延伸は期待実現してほしいなぁ。2016/08/25
kuni
0
未完成の路線を、計画の資料をもとに路盤、ホーム、立体交差などの設備の有無を調べて行くというもの。よく利用してた西国分寺駅で不思議に思っていたホームの構造が実は計画があったものだったとか、成田空港の高架のちょっと不思議な構造が成田新幹線を意識したものだったとか、実現することがないだろう山陰新幹線も、新下関駅では準備がなされていたり、結構驚きで納得。多摩都市モノレールの八王子への延伸もあったとは。2014/11/01
shosho
0
実現可能性や妥当性はともかく、壮大な構想もとにした建設計画にはロマンがある。この先にも繋がると想像できる構造物を写真で見ると、実際に行って確かめてみたくなる。惜しいのは、自分には土地勘がないことである。2013/05/26
なかよし あいら
0
既に数年前の本ではあるので、現在と比べると少しだけ状況は変化。とはいえ、既に生活に馴染んでいるものが、実は未来を見据えたものだった…!というのは、前向きすぎる話であろうか。2012/09/29