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リベルタスの寓話

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062142762
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

中世クロアチアの自治都市、ドゥブロブニク。ここには、自由の象徴として尊ばれ、救世主となった「リベルタス」と呼ばれる小さなブリキ人間がいた―。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの一都市モスタルで、心臓以外の臓器をすべて他の事物に入れ替えられるという、酸鼻をきわめる殺人事件が起きた。殺されたのはセルビア人の民族主義グループの男たちだが、なぜか対立するモスリム人の男の遺体も一緒に残されていた。民族紛争による深い爪痕と、国境を越えて侵食するオンライン・ゲームによる仮想通貨のリアル・マネー・トレード。二つの闇が交錯するとき、複雑に絡み合う悲劇が起こる。同じく民族紛争を題材とした中編「クロアチア人の手」も同時収録した、大迫力の最新刊。

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
昭和23年広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。昭和56年、『占星術殺人事件』でミステリ界に衝撃的なデビューを果たして以来、名探偵・御手洗潔、刑事・吉敷竹史のシリーズを中心に数々の傑作、意欲作を発表。また死刑問題や日本人論等、活動のフィールドを広げ、さらに多くの読者の共感・支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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