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カシオペアの丘で〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062140034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大空に輝き続ける命の物語。
未来を見つめ、過去と向き合う。人生の締めくくりに俊介が伝えたものは――。

限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、俊介はふるさとへ帰ってきた。幼なじみとの再会を果たし、過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに最後の旅に出る。

内容説明

限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、俊介はふるさとへ帰ってきた。幼なじみとの再会を果たし、過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに最後の旅に出る。未来を見つめ、過去と向き合う。人生の締めくくりに俊介が伝えたものは―。大空に輝き続ける命の物語。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動にはいる。1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞を受賞。小説執筆のかたわらライターとしても活躍し、ルポルタージュやインタビュー等を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

113
シュン、トシ、ミッチョ、ユウちゃん。北の大地『カシオペアの丘』で再会を果たしたかつての幼馴染み。空白の歳月をうめるように交錯する慈愛と情。薄れゆくわだかまりに反比例して悪化していくシュンの病状。許す、許そう、許されたい-衰弱する日々を重ねるなかでの静かな無意識の葛藤。シュンに寄り添う妻恵理や息子哲生、トシやミッチョ。恵理のこれから、哲生のこれから。トシやミッチョのこれから。そして…シュンのこれから。生ある限り、やはり人は優しくなれる。たとえ、自身を許さなくても。2018/11/25

ミーママ

57
図書館の本📚 「死」について考えさせられた。 私はその時どんなことを考えるのだろう。 許されたいこと、許したいこと。 それがすぐそこまで来ているのか、もうしばらく先なのか分からないけど! もう一度読みたい作品‼️ 2021-102021/01/22

ともくん

53
[再読] これぞ重松清。 人は、傷つけて、傷つけられて幸せになっていくのだ。 そして、命を終わらせていく。 命とは、人生とは何かという問いの答えはここにある。 命を紡いでゆく、命の物語。2021/05/18

saga

37
【友人蔵書】泣いた! それと同じように我が人生を振り返った。最終的にはガンに侵されたシュンが主役だった。シュンが息子にカシオペアの丘で病気を告白するくだりと、病室で皆と誕生日を祝うシーンに涙した。終盤、ユウこと雄司の語る「東京」での文章が心に残る。「誰かを本気で好きになると、そのひとのすべてが欲しくなる。心も、体も、未来も、いまも、過去も。」「でもー過去はどうすればいい?」そうなんだ。好きになった人の過去など知りたくない。シュンが死んでいくことでこの物語の人達は互いに許し合えたのだろうと思うと、今が辛い。2016/01/14

達ちゃん

33
重松ワールドに引き込まれ久しぶりに号泣。特に最後の病室での誕生会だめでした。みんなからのプレゼント、哲生の涙・・・。自分の最期をちょっと考えてしまいました。2016/01/08

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