イラク自衛隊「戦闘記」

佐藤 正久【著】

講談社（2007/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 248p／高さ 20cm
• 商品コード 9784062139212
• NDC分類 302.281
• Cコード C0095

出版社内容情報

「ヒゲの佐藤」が初めて語った真実
TV・新聞が踏み込めなかった「戦場」
砂漠の最前線では何が起こっていたのか！？

【目次】
序章　邂逅と永遠の別れ――奥大使のたぎる情熱
第1章　最悪の出発
第2章　「ヒゲの隊長」の真実
第3章　「佐藤商会」の戦い
第4章　部族長の交渉術
第5章　日本の歴史が築いたもの
第6章　現場の集団的自衛権
第7章　世界に燦然と輝く国

内容説明

砂漠の最前線では何が起こっていたのか！？ＴＶ・新聞が踏み込めなかった「戦場」。「ヒゲの佐藤」が初めて語った真実。

目次

序章　邂逅と永遠の別れ―奥天使のたぎる情熱
第１章　最悪の出発
第２章　「ヒゲの隊長」の真実
第３章　「佐藤商会」の戦い
第４章　部族長の交渉術
第５章　日本の歴史が築いたもの
第６章　現場の集団的自衛権
第７章　世界に燦然と輝く国

著者等紹介

佐藤正久［サトウマサヒサ］
１９６０年、福島県に生まれる。防衛大学校（応用物理専攻）卒業後、陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程修了。１９９７年、アメリカ陸軍指揮幕僚大学に留学。帯広第四普通科連隊小隊長、青森第五普通科連隊中隊長、初代ＰＫＯゴラン高原派遣輸送隊長、陸上幕僚監部広報室総括などを歴任。この間、外務省に出向し、カンボジア和平にも従事する。２００４年、自衛隊イラク派遣先遣隊長に任命され、第一次復興業務支援隊長を務め、イラク・日本両国で「ヒゲの佐藤」として知られる。イラクから帰国後は、第七普通科連隊長兼京都福知山駐屯地司令、陸上自衛隊幹部学校主任教官などを歴任。つねに自衛隊のフロンティアを走り、２００７年１月、一等陸佐で退官（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Humbaba]

物事を最終的に決するのは人である。例えどれほど準備を入念に行い、道具を用意しておいたとしてもそれを使う人間が適切でなければ意味を成さない。自分自身を律して、周囲の人間と良い関係を築くこと。それは自身の安全のためにも、心理的平穏のためにもともに有効なことといえる。

2015/07/24

[ソフトバンク]

読了瞬間レビュー：「戦闘記」は誇大広告。迫撃砲を打ち込まれたこともあったようだが、面白可笑しく書いてるので緊張感が伝わってこない。体験記に留まらず考察ぽいのもあり集団的自衛権に触れている。現場の不自由さはよく解るがやはり賛成できない。隊員は命とあらば行く人が多いらしいが、それは戦闘に参加してないからだと思う。復興支援は危険があっても現地の人のために貢献したという充実感が得られただろうが戦闘は違う。様々な現場を経験してきた著者は集団的自衛権に賛成のようだが、国際貢献という政治的な、現場ぽくない理由のようだ

2015/04/17

[ゴジラ 芹沢]

相手の文化や立場を尊重することで、ここまでトラブルを回避出来るとは・・・宿営地に迫撃砲を打ち込まれた時にイラクの有力な候補が続々とイラクを代表して謝罪しに来たということからもお分かりいただけるだろう。

2014/09/28

[宇宙金魚]

『ヒゲ隊長』こと、イラク先遣隊・佐藤正久一等陸佐（現・自民党・参議院議員）。『戦闘記』と銘打ってあるけど、何と云うか「･･･お･･･お疲れ様です･･･ご苦労なさったのですね」と、嫁と姑に挟まれた旦那をねぎらうような気分になります（命かかってるんだが･･･ｗ）。笑顔一つでも国と信頼と命を賭けているというのがとにかく凄い。しかし「残って一緒に街を再建してくれ。嫁もやる。え？日本に妻がいる？イスラム教に改宗すれば大丈夫！日本に一人、サマーワに三人でどうだ！？」には笑ってしまったｗｗ

2012/04/03

[psi_x]

現場の自衛官にかなりの裁量権を持たせたおかげでイラク派遣はうまくいったんだなぁ。石破とか小泉は有能だったのかな。

2011/01/30