内容説明
家を飛び出した母から届いた、結婚式の招待状。新郎はかつての自分の恋人だった。そのいびつな関係が、初子を疼かせる―。独自の世界を切り拓く恋愛小説集。
著者等紹介
前川麻子[マエカワアサコ]
1967年、東京生まれ。舞台・映画女優を経て、2000年、『鞄屋の娘』で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞、作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
To moko
1
う~~ん。ちょっと苦手な感じでした2021/02/20
もとやん
0
タイトルに惹かれ手にしたものの、読み進めると、にわかに官能小説のような下りが現れて戸惑います。しかし、それも含めてそこはかとない哀しみを感じさせる短編集だと、やがて思い至ります。 2015/08/05
奇妙鳥
0
前川さんらしい切なさ残る短編で後味ひきました。他のレビューの低評価に意外な驚きなくらい!性のあり方云々の前に、その相手との関係性も考えると、ヤッパリ切ない想いが強く残る。『♪生きてる事はただそれだけで、悲しい事だと知りました』って歌詞がふと頭に浮かんで来た(・・;)そんな気持ちにさせる短編達でした。結局はソコを求めてしまうからこそ、悲しくなっちゃうのかなー?と(--;)2015/12/30
遠い日
0
070501【読書ノート/ひとことメモ】骨太な語り。女たちの生きざまがリアル。2007/05/01
上乃 左
0
性描写自体は丁寧だが、性描写そのものが汚い。つまりは、妻と、夫ではない誰かとの関係など。人物の関係が分かりにくかった気がするが、大人の女性が読めば感情移入をできるのでは。2012/09/03