出版社内容情報
日野原 重明[ヒノハラ シゲアキ]
著・文・その他
村上 康成[ムラカミ ヤスナリ]
著・文・その他
内容説明
95歳のわたしから10歳のきみたちへ。「いのちは、どこにあると思いますか」。
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県に生まれる。10歳の時、病気のため運動を控えなければならない日々のなかでピアノに出会う。やがて母親の病気を治してくれた医師の姿を見て、自らも医師の道を目指す。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となり、現在聖路加国際病院名誉院長・同理事長、財団法人ライフ・プランニングセンター理事長、日本音楽療法学会理事長などを務める
村上康成[ムラカミヤスナリ]
1955年岐阜県に生まれる。子どもの頃から絵を描くことと釣りをすることが大好きだった。創作絵本をはじめ、ワイルドライフ・アートなどのグラフィック関連、またエッセイ等、独自の世界を幅広く展開する自然派アーティスト。絵本作品に『ようこそ森へ』(ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞)、『ピンク!パール!』(ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレ金牌受賞)、『なつのいけ』(日本絵本大賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
90
「いのちは時間。時間を使うことはいのちを使うこと」と先生はいいました。医師・日野原重明氏が1986年から、10歳前後の子ども達を対象に始めた〈いのちの授業〉のひとコマを描いた絵本。聴診器で初めて聴く心臓の音は、ちょっと怖い。心臓が止まれば、人は死んでしまう。でも、心臓はいのちそのものではない。じゃあ、〈いのち〉って何だろう? 日野原先生の講演会のスタッフを何回かやらせて頂いたことがありますが、ゆったりとした語り口まで再現した本です。2015年で104歳! 3年先までスケジュールは埋まっているそうです。2015/05/21
リコリス
39
「いのちはきみたちのもっている時間だといえますよ」「自分の時間をほかの人のためにつかって、せいいっぱい生きたいとおもいます。言葉で言うのは簡単ですがじつはむずかしいことです。でも意識して努力したいと思います。自分のもっている自分の時間。それが自分のいのち。きみたちはこれからそのことをよく考えて生きていってほしいと思います」たくさんの人たちのために大切ないのちをつかってくれた日野原先生の優しく温かい人柄を何度読んでも感じることができる。素敵な言葉をありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。2017/07/18
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
29
当時95歳の日野原先生が10歳の子供たちへと命について話した内容を本にしたもの。命とは時間であり、時間を無駄にする人は命を無駄にしているといえる。一日一日大切にしようと思える。日野原先生は「看護記録」の講義を聞いた事がある。優しさに溢れた方でした。2014/12/09
♡ま か ろ ん ✽.。
27
いのちの大切さについて書いてある本。 「いのちは、きみたちのもっている時間だといえますよ。」という所が心に残った。2022/05/09
小夜風
26
【小学校】難しいお話かな?と思ったけど、子どもにもとても判り易く、日野原先生の授業を一緒に受けたような気持ちでした。授業を前に緊張しているだろう子どもたちの心を解すのが凄く上手で、自分自身も心が解れました♪あとがきの宿題も、今日のことだけでなく、未来へと繋がっていくのが素敵だなぁって思いました。子どもたちの心臓の音を聞いてみたくなりました♪2015/05/11