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結婚失格

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062137065
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

その昔、あなたのことが大好きで、そして今では嫌いになった。あまりにも率直に、リアルタイムで綴られた初の自伝的連載小説「結婚失格」…待望の単行本化。驚愕の同時進行形小説。短歌連作「愛について」、歌人・穂村弘と作家・長嶋有のエッセイも特別収録。

著者等紹介

枡野浩一[マスノコウイチ]
1968年、東京生まれ。歌人。広告会社勤務のコピーライター、雑誌ライターなどを経て、1997年、短歌集『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(共に実業之日本社)を刊行。以後、インターネットを中心とする静かな短歌ブームを牽引する存在となり、活字メディアはもちろん、テレビ、ラジオにも積極的に出演。短歌を中心に、現代詩、作詞、脚本、レビュー、エッセイなど多肢にわたる執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

35
★★★☆☆ 枡野さん自身の別居・離婚経験をベースとした「書評小説」。書評でありながら小説でもあるという謎の体裁をとっているのだが、何と言っても本書のメインは自身の離婚経験を描いている生々しさにこそあるだろう。どうしても片側からのみの主観的な考え・心情ばかりが書かれるので、妻の方に問題ありというようなイメージばかりが先行するのだが、元妻の南Q太さんのものを読むとそれが全く逆になるのだろう。内容としては決して読んでいて気持ちの良い内容ではなく、陰鬱とした暗さがある。枡野さんってこんな人なの?と思ってしまう。2016/06/13

あまりりす

10
読了までに恐ろしく時間がかかってしまいました、この本に限って言えば予備知識無しで手に取ったのがいけなかったなぁ、と。重すぎました。2014/11/08

ほたて

8
短歌ってつぶやきみたい、っていう評判を聞きつけてたどりついた本。短歌は載ってるけど、いきなり「俺は被害者」「妻は嘘をついている」と主張する内容で重っ!続いて自身の離婚をめぐる自伝的書評小説が始まります。一方的な愚痴と言い訳に、不快になります。でも、これがフィクションならいいのに、と祈るような気持ちで頁をめくる手が止められない。子を思う気持ちと争いが痛々しい。男の負け犬があるなら、才能ある妻に寄生して捨てられる人生かも。読みたくなかった。違う、他の作品を読むべきだった。2012/09/14

小鈴

5
正しさの中にいるからあなたには ここから先は理解できない 漫画家南Q太の元夫で歌人の升野浩一の短歌と小説。興味本意で読んだが、穂村弘の解説が良かった。 離婚の理由は両者から聞くべきものだと思うが、当然この本は旦那の主張(というか感情)しかない。穂村氏が升野の人物像を描き、多少奥さんをフォローしている。2009/01/05

駄々猫

4
痛いなあ・・・痛い。自分の離婚体験を、少々演出を交えて描いた一年間の話。愛する子供たちに会わせてもらえず、人格を否定されるような嘘で固めた告訴状を受け取り、痩せ細った枡野さん(である速水)に同情を禁じえないが。元妻さん(である香)の「もう顔も見たくない」という頑なな態度もわかる気がするのだな。その理由は、小説の中にも見え隠れしているし、最後に穂村さんが書いた文章からもわかる。距離があれば良いけれど、隣にいると相当「鬱陶しい人」なんじゃないかな、枡野さんて。2010/02/06

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