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駐在刑事

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062135047
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所所長へ。取り調べ中に容疑者が自殺したことで左遷された江波淳史。自責の呪縛から逃れられない元刑事は、自らを取り戻せるか。大薮春彦賞作家の新境地。

著者等紹介

笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

72
東京奥多摩の駐在所へ左遷された江波警部補が、自然豊かな場所で起こる様々な事件の解決に当たる。因縁の加倉井管理官とのバトル、名犬プール、遼子との付き合いなど、中々楽しめました。2016/08/28

BlueBerry

69
東京の大分僻地の交番に移動になった元刑事の話です。地域の住民との交流などがある暖かくて雰囲気が良い生活のなかで、駐在さんが遭遇する様々な事件を解決に導いて行くとゆー感じですね。短編集なので事件も大掛かりな感じではなくてそれぞれ完結に纏まっていて読み易い。逆に言うと全体的にインパクトには欠ける模様。山好きな人が穏やかに読み進められそうな作品だと思います。2014/07/24

しょこ

39
ドラマは見ていないけど、頭の中で江波はすっかり寺島進さん。警察官の姿は似合うのに、あれれ…登山してる姿がうまく想像できないぞ(^_^;)刑事から左遷で奥多摩の駐在に就任した江波。腐らず。意外にも心地よく仕事に励む日々。刑事時代の勘を懐に、駐在さんとして地域の事件を追う。地域住民との信頼関係が徐々に築かれ、またその繋がりで捜査に好転が生じたりと、人情味の感じられる終焉だった。しっかし、面倒な指揮官や上司が疫病神のように近くに出現してかわいそうな江波~。続編も読んでみよ☆登山語句いまだ馴染めずPC傍らに。 2017/02/05

B-Beat

33
◎②を読んで面白く、図書館で偶然目にして読めたシリーズ①。②で魅力的に感じた主人公周辺の人物達や名犬のそもそものエピソード。①を1年前に読んだ時感じたこの作者の描く心理・情景描写が、今の自分に馴染むのが今回でも顕著だった。本格登山の経験はない身ながら「魂が周囲の宇宙い溶け合って‥浮遊しているような感覚」「心の襞にたまった人生の老廃物が自然に洗い流されていくような気がする」。ランニングに本格的(?)に取り組むようになって1年。相通じるものを感じて「それもまたよきかな」と思わず自分自身に勝手に納得する始末。2015/07/04

みい坊

32
ドラマから読みだしたシリーズ。図書館の書庫から借りてきて読みました。続編から読みはじめたので、これまでよくわからなかった、プールがやって来たいきさつや、水根の人達と心を通わせていく様子が読めて良かったです。加倉井管理官の描かれ方が、あまりに幼いのに辟易しながらも、楽しく読めたのはドラマのイメージが強いからかな。賢くて可愛いプールが大好き。まだまだ続編が読めたら嬉しいと思います。2017/12/03

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