富の未来〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062134521
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

経済、文化、制度、社会、知識――
歴史上類を見ない規模とスピードで、世界は新たな次元へと進化しはじめた!
21世紀の富は誰がつかむのか?
『第三の波』『パワーシフト』に続くトフラー15年ぶりの大作!

【目次】

第1部 革命
 第1章 富の最先端
 第2章 欲求が生み出すもの
第2部 基礎的条件の深部
 第3章 富の波
 第4章 基礎的条件の深部
第3部 時間の再編
 第5章 速度の違い
 第6章 同時化産業
 第7章 リズムが乱れた経済
 第8章 時間の新たな景観
第4部 空間の拡張
 第9章 大きな円
 第10章 高付加価値地域
 第11章 活動空間
 第12章 準備が整っていない世界
 第13章 逆噴射
 第14章 宇宙への進出
第5部 知識への信頼
 第15章 知識の先端
 第16章 明日の「石油」
 第17章 死知識の罠
 第18章 ケネー要因
 第19章 真実の見分け方
 第20章 研究室の破壊
 第21章 真実の管理者
 第22章 結論――収斂
第6部 生産消費者
 第23章 隠れた半分
 第24章 健康の生産消費者
 第25章 第三の仕事
 第26章 来るべき爆発的成長
 第27章 さらにあるタダ飯
 第28章 音楽の嵐
 第29章 「生産能力性」ホルモン
 第30章 結論――みえない経路

内容説明

経済、文化、制度、社会、知識―歴史上類を見ない規模とスピードで、世界は新たな次元へと進化しはじめた!21世紀の富は誰がつかむのか?『第三の波』『パワーシフト』に続くトフラー15年ぶりの大作。

目次

第1部 革命
第2部 基礎的条件の深部
第3部 時間の再編
第4部 空間の拡張
第5部 知識への信頼
第6部 生産消費者

著者等紹介

トフラー,アルビン[トフラー,アルビン][Toffler,Alvin]
トフラー・アソシエイツの共同創設者であり、経済、科学、社会を中心に広くグローバルトレンドについて執筆・講演活動を行っている。変化の背後に潜む新たな潮流を探り出し、それらを理解するための知的枠組みの構築が一貫した著作のテーマ。夫妻は若い頃、重化学工業で末端の労働者として働いた経験を持ち、それをもとに労働の本質について執筆活動を開始し、以来51年の結婚生活を通じつねに協力しあいながら仕事を行ってきた。現在はともにワシントンの米国国防大学の教授、国連女性開発基金米国委員会の共同議長を兼任

トフラー,ハイジ[トフラー,ハイジ][Toffler,Heidi]
トフラー・アソシエイツの共同創設者であり、経済、科学、社会を中心に広くグローバルトレンドについて執筆・講演活動を行っている。変化の背後に潜む新たな潮流を探り出し、それらを理解するための知的枠組みの構築が一貫した著作のテーマ。夫妻は若い頃、重化学工業で末端の労働者として働いた経験を持ち、それをもとに労働の本質について執筆活動を開始し、以来51年の結婚生活を通じつねに協力しあいながら仕事を行ってきた。現在はともにワシントンの米国国防大学の教授、国連女性開発基金米国委員会の共同議長を兼任

山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
翻訳家。1949年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

26
2006年初出。 富の創出にあたって知識の重要性が 着実に高まっている(21頁)。 富の源泉は、欲求である(49頁)。 第10章高付加価値地域(135頁~)。 知識の性格は、非競合財。 無形。非線形。関係性。他の知識と 関係。移動が容易。抽象概念に圧縮。 空間が縮小。明確/不明確、 共有/暗黙。秘密にできない(193頁~)。 想像力や創造性が刺激されるのは、 それまで無関係だった考えや概念、 無関係だった分野のデータや情報、 知識が新鮮な形で組み合わされるとき (276頁)。    2014/06/03

手押し戦車

12
富の源泉は農業で使う畑や水田そして工業で使う機械などの一人が使っていると共有できない競合財がメインの時代から富を創出する知識へと変わり一つの知識を多くの人が一度に使え、使う人が多いほど新たな知識が生み出され非競合財の時代になってきている。モノを作る製造から知識を共有し新たな発想で創造力を生み、また多くの人が知識を得て行く。所有から共有に変わり富の考え方の根本の変化によりビジネスもお客さんと共有できる共感を与え知識を得てもらい、お客さんの知識をサービスに反映させ共有する非競争型の成長が知識産業になる2015/02/06

greenman

4
富という名の欲求が「所有」につながることからはじまる本書は、時代のスピードがいかに速くなってきていて、それがどのように時代を変えていくのかについて描いていく。今の時代でもっとも速いスピードで走っているのは「企業」でさらに「社会団体」も負けず劣らずの速さで時代を牽引している。そして今までの国際体制や政治構造はものすごく遅いスピードで走っているという箇所はうならされる。もっとも速い「同期的産業」が「企業」をより速くはやし立て、富の最先端に追いつこうとしている。一方で速さに追いつけない部門との非同期が起きている2012/06/25

ぷるぷる

4
そもそも「富」の定義が難しい。基本的に思い描くのは金銭的なものだが、本書も主に経済的な面を追っている。必然的に20世紀後半~の社会史、経済史への言及が主になる。「富」という概念についての著者の考えでは、個人的に新たな発見とでも言うべきものがある。情報→知識→成果につなげるためには使うしかないというに感心。囲い込むことに良いことは無い。結局現代の問題は「老人が尊敬されたのは時代変化が少なく、未来が予測しやすかったから。 」ここだよ、ココ。2010/09/09

kentaro

4
★★★☆☆ 15年も前から執筆していた内容と考えるとすごい。しかも80近くになるおじいさんがITがもたらす同時性の加速をよんでたというところもすごい。生産消費者の生み出す富というものがどうすごいのか(当たり前のことすぎて)、いまひとつわからない。瞬間市場には納得。よりアドホックなビジネスがメインに。会社という活動単位は将来存在するのかな。と思った。フリーエージェント時代とは昔から言うものの、ビジネスを作れるものとそうでないものとの二極化が個人レベルで進む時代をどう生き抜くかを改めて考えるきっかけとなった。2010/02/22

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