内容説明
欧州フットボール界で最も話題の人。それは、どの選手でもない、監督「モウリーニョ」だ!1963年生まれの若き指揮官は、その統率力でチェルシーに50年ぶりのリーグ優勝をもたらし、今年はプレミア&チャンピオンズリーグのダブル制覇が期待されている。本書は、前チームであるFCポルトで欧州頂点を極めて、チェルシーに移るまでの、ある意味、彼の監督キャリアの半生が詳細に描かれた公式本だ。傲慢・厳格ともとれる言動がメディアによく取りざたされるモウリーニョだが、その裏では繊細なアプローチでチームをまとめていく。そんな彼のスタイルには終始ブレがない。己を信じ、迷うことなく突き進む。選手(部下)の信頼も厚い。そこには、スポーツというカテゴリーを超えたマネージメント哲学がある。真の競争に身を置くすべての大人、必読の書である。
目次
第1章 帰還(バルセロナ・2000年6月)
第2章 成就(ベンフィカ・2000‐01シーズン)
第3章 過渡(ウニオン・レイリア・2001‐02シーズン)
第4章 階梯(ポルト・2001‐02シーズン)
第5章 独占(ポルト・2002‐03シーズン)
第6章 頂点(ポルト・2003‐04シーズン)
著者等紹介
ローレンス,ルイス[ローレンス,ルイス][Lourenco,Lu´is]
1962年、ポルトガルのセツバルに生まれる。メディア学の学位を取得したのち、ポルトガルのテレビ局『SIC』や、『O Jogo』紙、『O Europeu』紙などで、16年間にわたりジャーナリストのキャリアを積む。ポルトガルのラジオ局『TSF』には開設当初から携わり、現在でも主な仕事は同局で行っている
モウリーニョ,ジョゼ[モウリーニョ,ジョゼ][Mourinho,Jos´e]
1963年1月26日、ポルトガルのセツバルに生まれる。プロ選手としての成功はなく、現役引退後にスポルティング・リスボン、ポルト、バルセロナで、ボビー・ロブソン監督の通訳兼アシスタントコーチを務めた。2000‐01シーズンに、ベンフィカの監督に就任するものの、会長交代の影響を受け、シーズン途中で退任。その後、ウニオン・レイリアの監督を経て、2002年1月にポルトの監督に就任。翌2002‐03シーズンには、スーペルリーガ、ポルトガルカップ、UEFAカップのトレプル(三冠)を達成した。さらに翌2003‐04シーズンには、チャンピオンズリーグで優勝し、スーペルリーガの2連覇も達成。2004‐05シーズンからチェルシーで指揮を執り始め、就任1年目で、チェルシーを50年ぶりのイングランド・プレミアリーグ優勝に導いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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