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盗作〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062132930
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうして“それ”は起こったか。奇跡なのか、宿命なのか――。読み終えてまた新たな感動が生まれるあっと驚く壮大なエンディング!

想像を遥かに超えた鮮烈な展開!
どうしてこれが偽りであるはずがあろうか。
こんなにも美しいものが、不正であるわけがないのだ。
もともと平凡であるはずの、平凡であり続けたいと願う彩子を待ち受けていた運命。「オリジナル」と「盗作」という概念に新たな疑問符を投げかける、衝撃のストーリー!

内容説明

もともと平凡であるはずの、平凡であり続けたいと願う彩子を待ち受けていた運命。「オリジナル」と「盗作」という概念に新たな疑問符を投げかける、衝撃のストーリー。

著者等紹介

飯田譲治[イイダジョウジ]
1959年長野県生まれ。1986年『キクロプス』で監督デビュー。1992年より原作・脚本・監督を担当した『NIGHT HEAD』がドラマ、映画ともに大いに話題を呼ぶ。また、脚本家としても1995年『沙粧妙子 最後の事件』(CX系)、1997年『Gift―ギフト』(CX系)などヒット作を次々に生み出した。1998年『らせん』(脚本・監督)、2000年『アナザヘヴン』(原作・脚本・監督)、2003年『ドラゴンヘッド』(脚本・監督)、2004年『THE SCOOP』(WEBムービー「THE SUPER DRY FILMS」)(監督)など精力的な創作活動を続けている

梓河人[アズサカワト]
1960年愛知県生まれ。短編『その愛は石より重いか』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金平糖

9
人類の長い歴史の中「初めて」「一番乗り」は、時代を重ねれば重ねるほど困難ではないか?あらゆる芸術家にとって新作を作り出し、継続して発表し続けて行く困難性を考えてしまう。飯田&梓、両氏の小説は映像の仕事も手がけているだけに情景が目の前に広がる。アナンは、タイルを使ったモザイク画の天才でガウディーのサグラダ・ファミリア等をイメージしていた。本作の主人公が最後に行きつく場所がスペインで、飯田&梓両氏のアナンの作品のイメージはスペインにあったのではないかと思い、嬉しくなる。それにしても、アナンのその後が気になる!2006/06/14

みさどん

9
アナンが出てくるというので、読んでみた本。絵画、音楽、そして本と、平凡な主人公が生み出す作品が世界に感動をもたらす。これまで瓦解した彼女の信用が、本を生み出した三度目には華々しいものとなったのはよかったけれど、単純に進み過ぎだったかな。彼女の宿命を新たに背負う人が現れることを描きたかったからだろうけれど、時をはしょりすぎて書いてあるので薄い感がある。アナンが世界に感動を与え続けているというのが気持ちよかったかな。2015/06/13

Mayu

8
この本の考え方というか、受信する的な発想で芸術が出来上がるという見方を、私はそういう人もいるんだろうなぁと思えるので、抵抗なく読めたし、そういう意味で面白かった。だけど、主人公の彩子が許容力があるとか、私が私がのタイプではないという筆者が読者に持たせようとするイメージと、彩子の取る行動にはアンバランスなところがあり、気になってしまいました。2018/12/09

ちょん

7
とても壮大な話だった。上巻よりも少しトーンダウンした感があったが、登場人物達が、終始芸術に振り回される。芸術家という人達の生きていく難しさが少しわかった気がした。アナンの登場も嬉しい。2012/03/14

cassyu

4
下巻はどこか駆け足で「人との繋がり」が希薄になってしまって・・・残念でした。2013/01/11

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