内容説明
次々に難題を出す謎の女主人。執事となった借金男が思いついた、波紋とシマウマと世界征服が一度に見える奇案が生む不測の結末。
著者等紹介
沢村凛［サワムラリン］
１９６３年広島市生まれ。鳥取大学農学部卒業。１９９８年『ヤンのいた島』で第十回日本ファンタジーノベル大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あおでん@やさどく管理人
21
【第47回やさどく】タイトルの「さざなみ」がピッタリ。「銀杏屋敷」「奥山史嗣」「ケース○」という、一見バラバラの3つの物語がどう繋がっていくかが気になりながら読める（これ以上はネタバレになる？）。2024/05/01
かえなつ
6
銀杏屋敷の主人、絹子さんと、借金をかかえ執事として雇われた男、そこに、別角度からみた奥山と、話毎の第3者が、入れ替わりで展開していくお話。後半に繋がりがちゃんと見えて納得。静かに、でも大きく広がる動きのような善意が、狙って行うことでなく、自然と起こる流れの中でそっと連鎖する世の中であると良いですね。ただ、本当に手元にきたら、ちょっと怖いような。2019/12/22
きのこ
4
物語の構成の影響で中盤までは何が何やらさっぱりわからず。 交互に話を進めていくタイプは嫌いじゃないんだけど、 物語に集中できない…。 でも後半は一気に挽回！！ タイトルの「さざなみ」の意味もわかって、ストンと落ちました。 あースッキリ。 親切を波のように広げていく、っていうのも良かったと思います。 絹子さんとまた新たな試みをしてほしいな。2010/01/07
ホレイシア
3
悪くはないが、他の作品のような鋭さには欠ける。2008/08/02
まき
3
タイトルの意味はこうゆうことだったんだ。実験的小説という感じ。2008/10/26
