内容説明
ひとつの時代を築いた女性ファッションデザイナーが急逝した。それは悲しみを共有する同世代の友人達が、封印してきた幼い頃の戦時下の体験について語り始め、それぞれの心の傷を乗り越えていくきっかけともなった―。塗り残した季節へ、今、旅立つ。
著者等紹介
宍戸游子［シシドユウコ］
１９３３年、旧満洲大連に生まれる。学習院女子教養学園卒業。１９６２年、宍戸錠と結婚。三人の子どもの母となる。俳優宍戸開は長男。家庭に専念するかたわら、俳人東早苗氏に師事。さらに１９８０年以降、「クロワッサン」「婦人公論」等に論文・エッセイ等を多数発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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