内容説明
生きてきた年数×365回以上、自分の裸を見ているけれど、いまだにこの体が自分のものだというのが信じられない。信じられないというよりも不思議といったほうがいいかもしれない。「女体の着ぐるみ」もしくは「女体スーツ」を身につけているとしか思えないのだ。他人の裸を見ているような感覚に陥ってしまう。いったい僕は何者なのか?鏡を見るたびに、鏡の向こうに映る僕に問いかける。「おまえは誰なんだ?」体は「女」だけど心は「男」の性同一性障害。辛さ、悲しみは2倍だけど、2倍楽しいフミノの青春。2004年度女子フェンシング日本代表の早大生がカミングアウト!性同一性障害の青春ストーリー。
目次
第1章 僕は誰なんだ?(「女体の着ぐるみ」を身につけて;スポーツは見た目が命;セーラー服を脱がせて ほか)
第2章 涙と笑いの早稲田大学ライフ(オッパイ;男女共学チャリンコ通学;夜明けのヨシギュー ほか)
第3章 カテゴリーを越えて(リアルセックス;念願のフェンシング日本代表入り;ナショナルチームは危険がいっぱい ほか)
著者等紹介
杉山文野[スギヤマフミノ]
1981年、東京都生まれ。日本女子大学附属の幼、小、中、高を経て、早稲田大学教育学部を卒業。現在は同大大学院教育学研究科修士課程に在学中。2004年度フェンシング女子日本代表。体は「女」だけど心は「男」―自身が性同一性障害であることを、著書「ダブルハッピネス」で告白する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
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