悪女の美食術

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062128728
  • NDC分類 596
  • Cコード C0095

出版社内容情報

食べるということには人生のすべてがあります。

菓子パンの昼食で満足しているのは、なぜいけないのか。
洋食屋にいる女性たちは、なぜ美しいのか。
――読んで必ず人生が美味しく変わる、真・礼儀作法入門!

●1人の食事で「孤独オーラ」を発散しない方法
●ワリカンで、損をする人、得をする人
●高級寿司店で口にしてはならないタブー
●旨く、甘く、生きるための“悪”のバイブル!
●不本意な会食から、空腹を守り抜く技術

食をおろそかにすること、食べることに真面目ではないということは、生きることをないがしろにすることです。食べる歓びをもたないということは、それだけで生きることの快さも祝福も否定することになる。――<本文より>

内容説明

菓子パンの昼食で満足しているのは、なぜいけないのか。洋食屋にいる女性たちは、なぜ美しいのか。―読んで必ず人生が美味しく変わる、真・礼儀作法入門。

目次

美食の束縛 食べることは生きること
美食の修業 一人で食事をして迫害されない方法
美食の基本 ドラマ仕掛けのフランス料理
美食の経済学 ワリカンの嘘、オゴり得、オゴられ損
美食とマナー ジェーン・バーキンならジーンズOK
美食と美学 怖がれば、怖さが薄らぐ高級寿司店
美食と味覚 「おいしい」舌でわかる人格
美食と嗜好 菓子パンの昼食にはしゃぐ、恥知らず
美食と逸脱 逃げたいときにはエスニック料理
美食と健康 洗練と満腹のあいだ
美食とダンディズム 「食べない」という麗しい選択
美食の通人 お弁当に捧げるロマンティシズム
美食と器 ブランド洋食器を買うのはおやめなさい
美食と郷愁 贅沢で、美しい、洋食の女性たち
美食と耽溺 この世の甘きものだけを味わっていく

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。1993年、『日本の実郷』(新潮社)で三島由紀夫賞、1996年、『甘美な人生』(ちくま学芸文庫)で平林たい子文学賞、2002年、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(文春文庫)で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール リブレ

9
食べることへのエゴイスト、福田和也さんの美食術。読んでいるだけでミシュランの星つきレストランを全て回れそう…。イヤミなようで案外納得したりしますが。2010/09/28

じろ

2
★★★ お腹すく…お金が欲しいです…書いてある店全部行きたーい!フランス旅行の話が飯テロですね。大学生のころ京都にいたからちょいちょいいろんな店行ったけど、今本当はいろいろ回りたいよなー!お金貯めて時間出来たら回ろう…。この人の文章も好きなので、他も読んでみたいところです。骨董のとこも深く頷かされたけど、怖くて実行は出来ません…2019/03/07

ニールキャサディ

1
著者の食事への拘りを、嫌味を交えつつ、綴ったエッセイ集。中国飯店、プティトノーなど、手堅く美味しいお店を教えられるので、とても有益。また、食事を通しての、成熟にまで話しが及び、教養書とても読める。

1
はっきり言って気分を害する内容。それがこの文章の良いところなのかもしれないけどあくまでもわたしは共感しかねる。2012/01/30

あだっち55

0
美食家には、とてもなれません。2017/10/02

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