入管戦記―「在日」差別、「日系人」問題、外国人犯罪と、日本の近未来

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062128520
  • NDC分類 329.94
  • Cコード C0095

内容説明

反骨の官僚“ミスター入管”初めて語る!国境に臨む「門戸」に立つと見えてくるこの国の珍事件、怪事件、難事件の真相。

目次

第1章 出動!新宿「入管特捜部」
第2章 蛇頭ビジネスの“首領”を追え
第3章 人身売買―「フィリピン・パブ」十年戦争
第4章 帰ってきた日経ブラジル人―トヨタの城下町・保見団地はいま
第5章 「在日」差別、私の闘い
第6章 「坂中論文」の誕生
第7章 政策の実現と「在日」世界
第8章 在日は「朝鮮系日本人」への道を
第9章 二〇五〇年のユートピア
第10章 「小さな日本」と「大きな日本」

著者等紹介

坂中英徳[サカナカヒデノリ]
1945年5月、朝鮮・清州市生まれ。70年3月慶応義塾大学大学院修了、同年4月法務省入省。75年に同省入国管理局論文募集で「今後の出入国管理行政のあり方について」が優秀作となり、その後在日韓国・朝鮮人の法的地位の安定を唱えた「坂中論文」と呼ばれる政策提言を法制化し実現していく。同局入国在留課長、名古屋入国管理局長などを経て、現職。05年3月31日付で、退職予定
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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中将(予備役)

1
私は今日の外国人への待遇の問題を、人道あるいは文明国の品格という観点から関心を持っている。本書は現場からの声として外国人犯罪の背後にあるものを明らかにすると共に日本への外国人の移住が今始まった話ではないことを気付かせてくれる。15年間で改善された点もあろうが、多くの問題はそのままに思う。終盤は夢物語だが、一つの理念形を提示してくれる。2019/02/13

モルデハイ・ヴァヌヌ

0
フィリピンハブに行くと不法就労を助長し、ひいては不幸な出稼ぎ労働者を増やすとの読後最初の印象。笑 それはともかく、筆者の官僚らしからぬ矜持が伝わる一方でやや鼻持ちならない筆致に読み疲れた。おそらく彼は良かれと思って色々としてきたわけで、それをわが国入管が組織対応できるように進化を遂げることが必要。移民は勿論のこと難民すら受け入れないこの国が将来どのような政策を打っていくべきか考えるときの一つの原典となる。2015/04/05

イワハシ

0
移民受入れのハードルを、もっと高くすべき。2019/10/30

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