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人生ベストテン

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062128100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

13歳のあの夏から、私に会いにきたひとは―?どこにでもいる男たちと女たちの“出会い”が生みだす、ちいさなドラマ。おかしくいとしい6つの短篇。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

74
短編集。平凡な中に埋もれている人々のほんのちょっとしたことを取り上げている。表題作「人生ベストテン」自分にとっての人生ベストテンってなんだろうとふと考えてしまった。とても10個じゃ収まりきれないし、順番も甲乙つけがたい、そして考える度にコロコロ変わる。他人にとってみれば、そんなこと…と思えるものばかりだけど。でもちょっと心が疼く作品。2018/05/01

nyaoko

73
角田さんの短編集初読みです。表題となった「人生ベストテン」が一番面白かった。と、言うか40歳になった女の悲哀がとても共感できる部分があった。あとは「貸し出しデート」も。サラリと書いてるようで、実は重い。女の人生ってそうやっていつの間にか身についてきた脂肪のように取れない重しになってるんだなぁ。2016/01/10

taiko

63
40前後の男女が主人公の短編集。 充実した日々を送っている風ではない人達ばかりで、あまり明るい話ではないのですが、面白かったです。 不倫相手の奥様にできないことをしてやる、とマンションを買うことにした安藤の話「テラスでお茶を」が好きでした。 漂う空気感は似ていますが、違ったお話を読める短編集はお得感があります。 角田さんの作品は長編の方が好きですが、短編にも魅力満載で、楽しい読書タイムでした。2018/04/18

ミッチ

39
誰にでもある?胡散臭い日常生活を小説化したもので… 特になんてえことないけど…まあ時間潰しにはうってつけかな?と言うところでした。でも、タイトルの『人生ベストテン』はよかったなあ~!内館牧子さんの『すぐ死ぬんだから』と比べて読むとそれはそれは面白きことかぎりなし…!2019/03/06

林 一歩

36
一期一会とか他生の縁とか、出会いについて考えるとそんな慣用句が浮かぶのだが、それに見合うような出会いなんて数えるほどしかないわな…と自虐的になってしまう。出会いにまつわる軽いテイストの短編集。2015/10/03

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