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猫にかまけて

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062126748
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

写真と文章で綴る、猫たちとの暮らし

どうでもいいようなことで悲しんだり怒ったりしているとき、彼女らはいつも洗練されたやりかたで、人生にはもっと重要なことがあることを教えてくれた。――<あとがきより>



町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他

内容説明

どうでもいいようなことで悲しんだり怒ったりしているとき、彼女らはいつも洗練されたやりかたで、人生にはもっと重要なことがあることを教えてくれた。写真と文章で綴る、猫たちとの暮らし。

目次

平成十二年四月~平成十四年四月(拙宅の猫たち;横着者が黒豆を;拙宅の守旧派;ゲンゾーの思惑 ほか)
平成十四年八月~平成十六年四月(続・拙宅の猫たち;器用の夕べ;イラキアタック・時計の水漬;死闘 ほか)

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。作家、歌手、詩人として活躍。96年に発表した処女小説『くっすん大黒』でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、00年『きれぎれ』で芥川賞、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

60
この著者のエッセイは初読み。飼っている猫との生活と別れを描くエッセイ。四匹の猫それぞれの性格や習性などがあの独特な文体で語られる。愛猫家にはたまらない本だろう。2018/05/26

ミナコ@灯れ松明の火

42
文壇に猫にかまけている人が多い気がするのは私も猫バカであるが故の贔屓目なのかもしれないけれど、本好きな人に猫スキーさんが多いのは贔屓目じゃない気がしています。町田康さんのかまけっぷりは人ごとではなく、首がもげるほど頷きながら、時に楽しく、時に切なく一気に読んだ。猫語翻訳が楽しくて楽しくて!ちいさいもののまなざしは自分たちを試すまなざしだ、という一文に、町田さんの猫に対する思いの真髄を見た気がする。2010/09/29

pom

27
猫たちに部屋をちらかされても悪戯されても、その心の内が関西弁で語られていて面白かったです。猫にとっては居心地良く模様替えをしているつもり…なのでしょう。読みながらこちらも『うひゃひゃ』…な気分(笑)。写真も沢山あり、特にギターを弾く町田さんの横から一緒に弾いていた奈奈や小さな観葉植物の鉢になんとか乗っている元気な頃のヘッケ…可愛かったです。猫を抱っこしてみたくなりました。暖かいんだろうなぁ。ココアとヘッケの最後は悲しくなりましたが、懸命に生きる命に寄り添う町田さんと奥様の気持ちや葛藤に心が熱くなりました。2012/01/31

うーちゃん

25
傑作エッセイ。図書館本だったが、書店で購入して手元に置くつもり。ココア、ゲンゾー、ヘッケ、そして奈奈。どのページからも、この4頭の猫たちに対する町田氏の愛情が滲み出ている。等身大で 押しつけがましさのない優しさが伝わり、読んでいてとても心地良い。飼ったことのある人ならピンとくるはずの“猫あるある”も豊富で、個性豊かな猫たちとの日常に爆笑。そして・・エッセイでこんなに号泣したのは、人生初かな。大好きな一冊になりました。2014/11/08

nina

24
2000年から2004年の間に書かれた愛猫たちに関するエッセイ。のっけから爆笑の連続で、後半の町田家の長老ココア姐さんと近所のボストラの任侠道的会話なぞは何度読んでも笑ってしまう。猫目線での語り口に非常に康さんらしい味わいがありながら猫たちの個性もうまく捉えられており、一方でただ溺愛するのではなく猫たちを下から見上げるような独特の敬意と愛情を彼らに捧げる康さんの心情も細やかに綴られている。表紙のヘッケちゃんやココア姐さんの看病日記は同じ猫と暮らす者として涙なしには読めなかった。2013/09/22

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