内容説明
20年前の新生児誘拐事件で封印された真実が、いま明らかに。第49回江戸川乱歩賞受賞作。
著者等紹介
赤井三尋[アカイミヒロ]
1955年、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ニッポン放送に入社、現在に至る
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感想・レビュー
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ミーコ
48
初読みの作家さんですが さすが江戸川乱歩賞受賞作だけあって、最初から引き込まれました。 犯人は誰❔とウズウズしながら読んだのですが、やられました‼ そんな~と衝撃を受けました。 しかし、20年前の武藤さんと現在の武藤さんが 余りにも違う印象を受けました。奥さんに言った言葉が酷すぎる。 20年間 どんな気持ちで過ごして来たのでしょう…。真実を告げられた後の俊治を思うと複雑な気持ちになります。2015/02/14
達ちゃん
28
赤井さん初読です。なかなか読み応えのあるミステリー。最後まで真相はわからず意外な結末に驚かされました。俊治は立派な法曹人になれるだろうか!?2016/05/15
Koji Eguchi
28
初赤井。乱歩賞作品。最後の思いがけない犯人もさることながら、多彩な登場人物の描写がリアリティーある。朝倉はチャーミングだし、武藤父はカッコいい。一つの事件で人生を変えてしまった多くの関係者、切ない。前半は身代金の受け渡しにハラハラ。後半は手掛かりの少ない中、執念で真犯人を追い詰める。ラストは何気ない場面なのに何故か胸が熱くなった。千代さんもいいね。苦労した人の言葉には重みがある。朝倉が入社してほんとよかった。5歳の幼稚園児が犯人の顔を20年も覚えているというのは疑問だけど、ストーリーは悪くなかったかな。2015/03/12
eeko
28
ぇッ!そのひとなの!?騙されました。≪勘が鋭いひとは早くから気が付いてたかもしれませんが・・・^^;≫新生児を病院から誘拐するという新奇なストーリーではありませんでしたが、序開きから入り込めました。 読みどころは、事件を巡る過去の反影から、犯人や被害者の家族の人生が色濃く描かれるところでしょうか。おもしろかったです(^^)/ 2015/01/19
蒼
26
久しぶりに真っ当な大人達(誘拐が真っ当とは言えないものの)が真っ当な仕事をする物語を読んだ。 大手新聞社入社試験に合格内定した女子大生の出生の秘密が明らかにされた時、20年前の誘拐事件が動き出し忘れられていた人々の止まっていた時計が動き出し、土中に埋められた真実が露わになる。心の拠り所を見失った母親が招いた哀しい事故だったのだ。夫がその不安をしっかり受け止めていたら、拠り所となり得ていたならと言っても詮無い事を思う。俊治の人生が真っ当なものとなるように、と祈らずにはいられない読書だった。2019/07/17
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