私たちはいま、イラクにいます

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  • サイズ B5判/ページ数 45p/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784062119184
  • NDC分類 K936
  • Cコード C8098

出版社内容情報

13歳の少女が書いた非戦を願うメッセージ戦争で犠牲になるのは、自分とおなじくらいの子どもたち……。平和集会で拍手と歓声をわきあがらせた、一少女がまとめた《イラク戦争》についてのレポート。   小学上級から

内容説明

2003年2月3日、カナダ国境に近いメーン州で行われた町の平和集会。イラク開戦が目前に迫り、国民の多くが戦争を支持しているという報道のなか、自分自身で調べ、考え、まとめあげた非戦スピーチを読み上げることは13歳の少女にとって大きな勇気が必要だった。しかし、自分の気持ちに誇りを持ち、堂々と読み上げたこのメッセージは、大きな拍手と歓声に包まれた。そして瞬く間にインターネットを通じて各国にひろまり、いまや世界中の人々から熱い共感の声が寄せられている。自分の声を世界中の人がきいてくれた―。もう少女にためらいは、ない。

著者等紹介

アルデブロン,シャーロット[アルデブロン,シャーロット][Aldebron,Charlotte]
アメリカ北東部のメーン州にすむ。弁護士である母親の仕事の関係で、スイスで生まれた後、アフリカのザイール(現コンゴ)、マリ、中米ハイチと移り住んだ。2003年2月に地元の教会で行われた平和集会で、“What About the Iraqi Children?”が本人によりスピーチされ、拍手と歓声に包まれた。今、彼女の元には世界中から共感のメールが届く

森住卓[モリズミタカシ]
1951年、神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。旧ソ連の核実験場を取材した『セミパラチンスク』で日本ジャーナリスト会議特別賞受賞。イラクの取材は1998年から続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

10
何ひとつ、自分たちで決めることはできないのに、その結果はすべてを背負わなければならない、子どもの写真は考えさせられるものがありました。2014/04/19

ジュースの素

8
13才のアメリカの少女による詩と イラクの子供たちの写真から成る著。本当にどこまでやったら済むのか・・・戦闘。 今のシリアでもそうだが 未来を作る子供たちが犠牲者の大半。短い命は戦争の恐怖の記憶しかない。 人間は何と愚かな動物なのだろう。2017/04/16

えりっく

5
子供たちの写真が辛いほど美しい。この子達がどうか今も生きていますように。いまの大人は純粋な子供に世界の在り方を教えてもらわなければいけない。2012/07/02

貧家ピー

4
13歳の女の子が会議で発表した講演が基になった写真集。 イラクの人口の半分が13歳以下であり、戦争が起これば子供たちも死んでいくという事実。 明日の希望が持てない、家族と一緒にいることさえできれば、他には何も望まないと。2005/02/06

Takao

3
2003年6月10日(2006年10月20日、第5刷)。2003年2月3日、カナダ国境に近いメーン州でおこなわれた町の平和集会で13歳の少女が読み上げたスピーチに森住卓の写真を配した。森住のカメラに向かう子どもたちの澄んだ目が切ない。2017/02/04

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