感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ﾓﾙｸ
97
消防士だった父を人命救助で亡くした雄大は、父に反発しながらも同じ道に進んだ新米消防士。その乱暴な言い回しにちょっと苦手意識を感じながらも、まわりの人たちがとても魅力的で引き込まれていった。初読み作家さん、日明恩さんタチモリメグミさんとお読みするそうな。この読みを覚えるのが一番難しかった。2022/05/24
しろいるか
60
『ロード＆ゴー』を先に読んでの本作。消防士であった父親が殉職し、その自己犠牲の生き様に反発しつつも自らも消防士として働く雄大。ヤンキー語りがちょっと鼻に付いたが、意外と知らなかった消防士の日常や気をつけていること（煙草のパッケージの開け方にはなるほど！）や、同じ署に勤める隊員たちとの交流など楽しめた。裕二、仁藤など周囲の人々が背負っている人生はかなり重いが、それが雄大をこれからも突き動かしていくのだろう。ところで守の「あの人」っていうのは誰なんだろう。続編ではっきりするのかな？2010/11/26
ダイ＠2019.11.2～一時休止
56
Fire's Outその１。消防士のお話。主人公の成長を描いていっている感じがイイ。2014/03/04
七色一味
56
読破。『ロード＆ゴー』を先に読んでしまい、どうやらシリーズであることに気がつく。ふむふむ。なんとなく『め組の大吾』を彷彿とさせる設定。あれほど無茶はしないようですが…。消防署員には喫煙者が多い？ 体力勝負の職業なのに、ホントかな？ 裕二と守の2人も、なんだか気になるキャラ。こらこら、飲酒運転しちゃいかんでしょ…。2013/04/14
よんよん
54
消防士の父を人命救助で亡くし、自らも消防士になった雄大。火災現場にいち早く赴き、少々の危険を顧みず救助第一…と言うわけではなく、ただ成り行きで消防士になったという。ある出来事を境に生き方を見直していく。雄大シリーズ１作目。けっこう厚くて、しかも丁寧な文章にかなり読了まで時間がかかった。2016/12/01
