内容説明
非プリン系食品に覚醒した旅する作家は、利尻でモヤシを育て、久米島でモズクに命を救われる。旅とビールと怪しい人々の物語。
目次
モヤシ
モズク
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめけろ
8
シーナさんのエッセイは無条件で大好きですので、どう転んでも面白かったです。てか、あのシーナさんが痛風予備軍として食べ物を気にするようになったのは何だか寂しいなあ。いつまでもグイグイ呑んで、わしわしと食べて欲しいなあ。旅行先で豪勢なウニ料理が目の前にあるのに、頑なにそれらを食べないというのは凄いと思いました。誰でも「少しくらいなら」と、手を出しますよねえ。でも、手を出さないからこそ、私モヤシ小説なのか(笑)。2012/08/31
takeapple
6
尿酸値が高い時は、モヤシとモズクがいいというのを私も実践して改善された。すごいな、でもしみじみといい小説である。2003/05/04
たあこ
5
表紙の沢野ひとしさんのイラストにゆったりした時間を感じた。沖縄にはいろんなチャンプルーがあるそうだ。食べてみたくなった。その後、シーナさんの尿酸値はどうなったかな?2013/12/26
ひで
4
健康を気遣いつつ、食事や宴を、美味しく、楽しくするために工夫や努力を惜しまないシーナさん。読んでいて楽しくなり、お腹が空いてしまいます。2016/03/21
りす
4
ここのところ、ハードワークが続いてて、重いものは嫌だったのでシーナさんのエッセイ。中身は酒好きには、悲劇的なプリン体を多く含む食物の甘い誘惑との戦いと、もやしを育てる物語?もう十年以上前の作品だけど、シーナさんが元気で楽しい。2015/02/23