内容説明
コーンウェルが真犯人を捕えた。7億円の巨費と現代科学を駆使して迷宮入りの難事件を解明する。
目次
影なき男
見学
不運な者たち
なぞの人物
美しい少年
ウォルターとぼうやたち
スラム街の紳士
割れた手鏡
ほの暗いランタン
法廷医学〔ほか〕
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で作家デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
相原真理子[アイハラマリコ]
東京生まれ。慶応義塾大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梨紗
4
今年はじめに読んだ『サイコパス』に出てきた作品、探してみたらなんと!中学生のときに探していた作品でした。切り裂きジャックはこの人だ!と名指ししてます。白黒だけども死体、殺害現場の写真があるので、苦手な方は注意です。前後と全く繋がってない文があり、戸惑うことが多々ありました。どこか切り裂きジャックにたいして憧れみたいなのがあったんですが、そこら辺にいる犯罪者と変わらないんだとさとりました。これ読んで面白かったけれど、物語の方が好きだと気がつきましたね。2014/03/08
3月うさぎ
4
検死官シリーズの著者、コーンウェルが突き止めた犯人は?新説?なのかなー( ̄∇ ̄*)ゞでも、個人的には、納得させてくれた作品です(^^)d2012/12/25
あさひなる
4
この本はつらかった。切り裂きジャックの所業もだけど作者が巨額の自己資金をつぎ込んで綿密な取材を・・・なんてあったから読む前からその情熱に圧倒されちゃったんだけど、とにかく細かいんです。取材メモの羅列って感じで。これは途中何度も音を上げてしまって読破するのに5,6年かかりました。でももう一回読みなおそうと思ってます。 いつか必ず!
Taka
3
斬新な殺人でした。全然違うタイプの刑事のコンビが良かった。2018/07/24
カンナ
3
とてもお金をかけて調べ上げたものだとか。確かに、写真や文書などの情報が多く、なるほどーとうなってしまうところもありました。犯人貴族説、医師説、警察説などいろいろあったと思いますが、検屍官の作者が書いただけあって、小説を読んでいるような感じがとても興味深かったです。でも、真相はどうなんですかねぇ。2013/02/13