内容説明
２０年間４０００人以上の若者にインタビューしてきた著者だからこそ聞くことのできた、親や先生に言わない子どもたちの本音とは？不登校・引きこもり・フリーター・自殺…。若者からの回答。
目次
１章 なぜ不登校？なぜ高校中退？（毎日が学級崩壊；同世代への不信感 ほか）
２章 なぜフリーター？（とりあえず留学して、とりあえずフリーターに；一流大卒でブルーカラー ほか）
３章 なぜ死にたい？（永遠の「自分探し」；絶望的な未来観 ほか）
４章 なぜ引きこもる？（増える「自称引きこもり」；「期待される自分像」を演じる子たち ほか）
著者等紹介
村岡清子［ムラオカキヨコ］
１９６２年東京生まれ。１９８６年１月、１０代～３０代男女を専門とする調査研究機関、（株）ＮＥｘＴ設立。同代表。ネクストでは、デプスインタビュー等の手法により生活者の生の声を捉え、その意識と動向を質的に掘り下げる定性調査・研究を行っている。自動車など多業種にわたる企業からの依頼により、市場分析、商品開発その他の業務がある
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感想・レビュー
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penguin
1
社会の閉塞感が、10-30代に及ぼしている影響が垣間見える一冊。バブル崩壊後の先の見えない社会や個性を伸ばす教育、それらの影響をまともに受けてる世代の本音が読めます。2009/08/26
よみ
0
2003年に発売された、若者へのインタビューで構成された一冊 この頃の若者の心理を知りたくて読んでみたものの、これを「若者からの回答」と言ってしまっていいものか…2015/07/06
地底人
0
今がわかるすごい本です。何がというと、不安って実態がわからないから存在するものなのに、文章化されてるのがすごい。私も度々内容みたいなことを思って落ち込んだりしているのですが(現在休学中)、似たようなことを思ってる人は結構いるんだな…とちょっとすっきりしました。理解して終わりにできるほど簡単な話でもないですが。 刊行から10年経ってますが今日でも充分通用する内容だと思います。かいつまむ程度でもいいので少しでも不安の実態をたくさんの人に知ってほしいです。でも深読みしすぎると鬱になるので気をつけてください…2015/10/01
natukoba
0
時代が変わっていることを痛切に感じる。「働くことは良きことなり」という考え方に浸っている者にとって、例え今の時代の働き方に疑問を持ってはいても、あえて何もしないということを選択する人生もありなのだと納得するのは難しい。2015/02/28
さあ
0
若者 就職 フリーター 学校 クラス クリエイティブな生き方2010/10/08
