航空機事故 次は何が起こる

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062114448
  • NDC分類 538.88
  • Cコード C0095

内容説明

航空機事故は、いま急速に多様化している。それは航空機が輸送手段として確立し、多くの人が航空機にかかわるようになった結果と私は考えている。この多様化した航空機事故の新しい「流れ」を示そうと思い、この本を著した。この本で私は、一九五〇年代以後に起きた主要航空機事故六五件を、主観に基づき、事故の「流れ」の中に位置づけた。これにより現代機の弱点や今後の事故の趨勢を示す。

目次

第1章 事故の多様性
第2章 特殊社会の崩壊
第3章 現代機の弱点―与圧と整備
第4章 予測不可能な事故―新型機と風
第5章 肥大化したシステムの矛盾
第6章 人間の操縦する怖さ
第7章 グレーゾーン―怠慢と責任回避
終章 危険を取り繕う偽善

著者等紹介

加藤寛一郎[カトウカンイチロウ]
1935年、東京に生まれる。1960年、東京大学工学部航空学科を卒業し、川崎重工業に入社。その後、アメリカ・ボーイング社を経て、1971年に東京大学工学部航空学科助教授、1979年に同学科教授となり、1996年、同大学名誉教授。1996年から五年間、日本学術振興会理事。工学博士
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