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DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062114141
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。一瞬先のことなんて誰にもわからない。わずか1.4秒後のことですら。だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。水泳競技「飛込み」。学園生活を送りながらダイビングクラブに通い、オリンピックをめざしはじめた少年ダイバーたちをドラマチックに描くスポ根シリーズ最終巻。

著者等紹介

森絵都[モリエト]
1968年、東京都生まれ。第31回講談社児童文学新人賞受賞作『リズム』でデビュー。同作品で第2回椋鳩十児童文学賞受賞。著書に『リズム』の続編『ゴールド・フィッシュ』、『宇宙のみなしご』(第33回野間児童文芸新人賞・第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(第20回路傍の石文学賞)、『つきのふね』(第36回野間児童文芸賞)、『流れ星におねがい』、『カラフル』(第46回産経児童出版文化賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しろいるか

56
目の前に聳え立つコンクリート・ドラゴン。最終巻はオリンピック代表選考会の長い一日を追うドキュメンタリー風だ。飛込み一巡ごとに一章という構成も秀逸。知希の弟・ヒロ、飛沫を支えた恋人・恭子、要一の父でありコーチでもある敬介、レイジとサッチンそれぞれの思い・・4巻ではじめて周囲の人々の心のうちが明かされるのも、物語にぐっと深みを与えていた。要一の八巡目、ライバルのピンキー改めキャメル山田との会話にはこれぞスポーツマンシップと胸が熱くなった。正々堂々と戦い自らの壁を超えたい、彼らの誇り高き精神が清々しかった。2011/11/10

takaC

45
クライマックスの、トモのジャンプに向けて、盛り上げる、盛り上がる。上手い。仕組まれたものだと分かっているけど、乗っかりました。面白かった。2011/03/21

maxa

41
ついに来ました、オリンピック代表選考会。なのに…こんな土壇場でこんな不調、誰にでも起こり得るんだよね。ある者は不調、ある者は絶好調、ある者は急激な不安に襲われたりする。ついジンクスに拘ってしまうレイジの気持ちもものすごく分かってしまうよ。でもそれぞれ心乱れながらも、どの子も皆、自分のもてる最高級の力を出し切って戦っていく姿が気持ちよかった。他人と比べることではなく、まさに自分との戦い。そしてライバルへの感動と嫉妬と奮起。はぁよかった!でもね、このシリーズを通して1番泣けたのは要一の父のセリフだったりして。2021/09/13

エンブレムT

40
オリンピック選考会に挑む、愛すべき無謀なチャレンジャー達。皆で頑張って皆でメダルを手に出来る団体戦だったらどんなにか良かったのに・・・努力がどんな形でもいいから報われて欲しい!・・・思わずそう願ってしまう皆の姿が描かれていました。や~、試合シーンの緊迫感が半端じゃないです!作者の目線が登場人物に等しく優しく、それゆえに最後までハラハラしました。タメ息をつきつつも納得できる終わり方。面白かったwww2010/04/03

しょこ

38
さぁ、とうとう大阪の〈なみはやドーム〉にてシドニーオリンピックの代表選考会が始まった!選手たちは各自選択した十種目を飛ぶ。その一巡ごとが各章に描かれ、順位も載り、自ずとコチラも緊張しちゃった。選手、コーチ、家族様々な想いがひとつの会場に集まる。個人的にはにレイジくんと守谷くんの接戦に注目☆終盤に向けてはニヤニヤしながら、その結末にほぉ~。こんな奇跡があってもいいじゃないか~♪その後のすき焼き御膳の予想外の二人組、クリスマスカラーの予想外の二人組…笑顔でページを閉じた私☆DIVE!!面白かったなぁ。2017/06/21

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