内容説明
私は「ニンゲン以外の妖怪」だ。自由でのびのびした大宇宙のルールで生きる水木しげるの妖怪的人生をつづった一冊。
目次
第1章 天才か、大凡人か?(ソツのある生き方;晩稲の典型;妖怪ニンゲン;マイペース;しょっちゅうクビ;軍隊で;妖怪の価値観)
第2章 無愛想か、愛敬があるか?(サービス精神;物事に無頓着;奇人・変人)
第3章 宇宙派か、常識派か?(快食・快眠・快便;虫の人生;南方憧憬病の患者;大宇宙の中のゴミ)
第4章 夢見るリアリストか、ロマンチストか?(“ねずみ男”の金銭感覚;プロフェッショナル;マンガ、ストレス解消論;生きて帰る)
第5章 死が待ち遠しいか、怖いか?(腹八分;努力は人を裏切る;私の背後霊)
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
1922年、鳥取県境港市に生まれる。子どもの頃から人一倍好奇心が強く、この世のすべての不思議に関心を抱く。戦時中、ラバウルで何度も生命の危機に陥るが、幸運にも妖怪に助けられ、奇跡の生還を遂げる。戦後、苦しい紙芝居作りや貸本マンガ家時代を乗り越え、1965年、『テレビくん』で第六回講談社児童漫画賞を受賞。以後『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』など、空前の大ヒットをとばし、一躍、少年漫画誌の人気作家となる。1989年、『昭和史』で第一三回講談社漫画賞、1991年、NHK放映の『のんのんばあとオレ』で平成3年度文化庁芸術作品賞、1996年、第二五回日本漫画家協会賞文部大臣賞の各賞を受賞。日本民俗学会会員、民族芸術学会評議委員。1991年、紫綬褒章を受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。