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トキオ

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062113274
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

男は父親になっていく。「彼」との出会いによって。1979年、浅草。時を超えた奇跡の物語。俺は、あんたの息子なんだよ、宮本拓実さん。未来から来たんだ。あと何年かしたら、あんたも結婚して子供を作る。その子にあんたはトキオという名前をつける。その子は十七歳の時、ある事情で過去に戻る。それが俺なんだよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

70
『時生』の感想には四の五の書いたけど、拓実のレベルになって素朴に読むのがこの話の正しい味わい方だね。2012/03/03

こうじ

57
⭐️⭐️⭐️3/5 普通に面白かった!未来から来た息子が父親を助ける。未来からの人に会って色々注告をしてもらいたいよ。もう、現実に会ってたりして^_^なんちって!^_^;2015/05/27

とも

50
★★★★難病の息子の死の間際に、青年時代に息子と出会っていたことを思い出す父の青春時代の回想物語。とはいえ、設定はSFチックだが、その設定以外に意表を突くことなく、それよりは淡々と息子がちょいグレ親父をまっとうな考えに向けさせるきっかけになるよう努力する、少し変わった親子の絆の物語。とはいえ、そこは東野圭吾、非常に読みやすく、また内容も濃い。十分な秀作であった。2016/12/17

背古巣

48
プロローグと本文の拓実の違いにびっくり。トキオとのかかわりでこの拓実がああなっていくんだろうけど、そう簡単にはいかないだろうなと思いながら読み進みました。とにかく気が短く自分勝手で、自分の今は人のせいとしか思っていない。徐々にではあるけど拓実の変化を感じつつ、興味深く読みました。感動したというレビューを読んでいたけど、私は「たいしたことないじゃん」と思いつつ・・・。ところが、最後とエピローグでやられました。「感動した!!」この本を勧めてくださった読メ友さんに感謝です。私も他の方に進めたい。2015/12/06

星落秋風五丈原

42
小説現代連載中に読了。宮本拓実と麗子夫妻には、3年前から寝たきりになっている息子時生がいる。男の子なら不治の病であるグレゴリウス症候群が遺伝するとわかっていながら出産を決断した夫婦。自分達はこれで良かったのだろうか?息子の傍らで、拓実は妻にある打ち明け話を始める。それは23年前幼い頃母親に捨てられ荒れた生活を送っていた彼の前にトキオと名乗る不思議な青年が現れたというものだった。昭和54年の浅草と大阪を舞台に時間を超えた親子の奇跡を描く。2002/08/20

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