内容説明
中庭には大きな欅とマンゴーの木、ブーゲンビリアとベゴニアの咲き乱れるアパートに、性を超え、年齢を超え、家族の枠を超えて、いま独身者＝毒身者たちが集う―。新しい人間像を描く、鮮烈な小説群。
著者等紹介
星野智幸［ホシノトモユキ］
１９６５年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。二歳半で帰国。幼年時代は日本各地を転々とする。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業後、二年半の新聞記者勤めを経て計二年間メキシコに留学。１９９７年、「最後の吐息」で第三四回文芸賞受賞。２０００年、「目覚めよと人魚は歌う」で第一三回三島由紀夫賞受賞
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感想・レビュー
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まりこ
7
独身を毒身と書く当て字のタイトルからブラックユーモアだと思って気軽に読み始めた。ところが、読んですぐ独身にはキツイ作品だと気づく。なぜだか漠然と中学の頃から一生独身だろうと思っていた私。今現在この予感は当たり続けてる。重い話を「そんな風に考えてたなんて可哀想に」と慰める人もいたが、結局その人の事を本当に愛したのか疑問だった。私の考える独身は、毒身帰属の会のリーダー・シキシマからしたら激怒ものなんだろう。自己愛が強すぎるから、ただ結婚できないだけの独身になりさがってる･･･独りで生きられる毒身には程遠い。2015/11/26
ライカ犬
1
作中人物が男なのか女なのかもわからなく、ストーリーもあるようで無いので、色々な点で混乱してしまった。１回に２～３ページ読むのが精一杯で、すぐ眠くなってしまう本だった。だから読むのに数日以上、他よりかかってしまった。2005/11/30
しろ
1
あっさり読めるかと思ったのに、かなり読みにくくて。2010/03/07
名前ちゃん
0
高温多湿で生々しい 体液の描写とかけっこう迫って来る感じできつかった この著者の無間道とかもたしかそうだ。 でも毒身問題は自分にとっても切実なことで あーわかるわかると思いながら読んでいった。 ラストはハッピーで良かった。2014/02/11
ひ※ろ
0
★☆☆☆☆2013/06/22
