内容説明
硬派のタフガイと軟弱なお坊っちゃま。一見ミスマッチなこの刑事コンビこそ「踊る大捜査線」が呈示した警察改革の継承者に他なるまい。内外の敵を向こうに回し、渾身の捜査を繰り広げる“現場”の戦士たち。第25回メフィスト賞受賞作。
著者等紹介
日明恩[タチモリメグミ]
神奈川県生まれ。日本女子大学卒業。第25回メフィスト賞受賞作となった「それでも、警官は微笑う」で、デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
100
武本&潮崎その1。デビュー作。主人公たちのいろんなエピソードが盛り込まれていてキャラがイイ。2014/03/02
takaC
79
八分の五まで読んだところで長く放置していたのを再開。結局最初から読んだので62.5%再読。個人的にはこれ好き。いずれ続きも読むつもり。2014/02/07
よんよん
67
読友さんのレビューを読んで、借りた本。初読み作家さんでした。銃の密輸入と殺人事件を、刑事と麻取が追いかける。そこには執念というべき怒りがあった。熱い、読み応えのある作品でした。武本刑事、潮崎警部補、宮田さんのその後はどうなるのか、続きがあるのなら読みたいですね。2016/06/27
パフちゃん@かのん変更
65
同僚おすすめ本。面白かったです。無口で真っすぐな武本は新宿鮫って感じですが、お坊ちゃまで年下の上司潮崎のコンビがいい。上司の安住も話の分かる人だし、麻取の宮田のキャラもいい。聡子さんは意外だったが、身から出た錆かもしれない。それぞれ違う未来を歩むことになってこのコンビはもう見られないのかと思うと寂しい。お坊ちゃまくんがキャリアでよみがえってくるのを期待する。2017/06/04
Satomi
54
「キチク」と呼ばれる無骨な巡査部長武本と、良家の超お坊っちゃまの潮崎警部補のコンビが追う密造拳銃事件。潮崎が良い~♪頼り無さげながらも知性を感じるし、軽いノリの裏側で孤独に耐える姿は健気。警察小説マニアらしいファン心をくすぐる会話に思わずニヤニヤ。潮崎のキャラなしには成立しない、主役を食う活躍!!ステキ過ぎる♪♪♪2015/04/15