流星ワゴン

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062111102
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

37歳・秋「死んでもいい」と思っていた。ある夜、不思議なワゴンに乗った。そして―自分と同い歳の父と出逢った。僕らは、友達になれるだろうか。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て著作活動に入る。’99年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞受賞。2001年、『ビタミンF』で、第124回直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mizshnami

127
いい話だった。って感じるのは、自分がちょっと疲れた中年オヤジで、どこかでやり直したいと思っているからかもしれない。でもやっぱり、過去には戻れないんだよね。前を向いて、自分にできることから始めるしかない。その気持ちを持ったカズさんは結果を恐れず強く生きていけるのだと思う。黒ひげ危機一発のドキドキ感も蘇った。2014/08/06

団塊シニア

106
「分かれ道はたくさんあるんです、でもその時は何も気づかない」「ワゴン車は流れ星だったかもしれない、僕は流れ星にのってドライブしたのかもしれない」 この2つのフレーズにはグッときます。2012/02/15

榊原 香織

93
ホンダ・オデッセイはファミリーカー。 GWに鞆の浦行ったら、この本のドラマ版ロケ地だった。観てたわけじゃないけど、気になって読む。 家庭崩壊、つらい現実から逃れるように、死者が現れ、ちょい過去に。 でもさわやか系。 2021/05/18

カロリーナ

93
☆4 崩壊寸前の家庭から逃げるようにウイスキー片手に駅前のベンチに座り、「死んでもいい」と考えていた38歳の永田一雄は、オデッセイに乗った幽霊だと言う橋本父子に出会う。ワゴンに揺られ過去への旅が始まったーー。いまの永田と同い年の父親・チュウさんも同乗し、時空を越えて人生の岐路を巡る。永田の未来は変えられるのか?父と息子の物語。私が女だからか、重松さんの作品は「母と子」を扱ったもののほうがより好きなのですが、こちらもとても良かったです。↴2014/12/23

ハッピースマイル

86
リビングで読んでいたので、家族もいたため堪えましたが、一人で読んでいたら、確実に号泣していたと思います。重松さんの「その日の前に」を読んだときもそうだったけど、日頃の自分の生活の日々を大切にしたいと思えるお話でした。すぐにひきこまれて、ページを捲る手がとまらなかったです。健太くん、好きだなぁ。親子って強いんだなぁ。自分の娘の寝顔を見つめながら、この子が38歳のときは、どうなってるかなーとぼんやり思ってみるのでした。2015/01/08

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