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墜落現場 遺された人たち―御巣鷹山、日航機123便の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062107464
  • NDC分類 687.7
  • Cコード C0095

内容説明

残酷すぎる真実!初めて証言された極限の悲しみ!事故発生時、遺体の身元確認捜査の責任者が、自らの体験と胸が詰まるような取材で書き下ろした生命の重さを問う鎮魂の書。

目次

第1章 遺族たち(第一発見者の思い;炎上をまぬがれた遺書 ほか)
第2章 生存者たち(御巣鷹山のある村;事故発生時の態勢 ほか)
第3章 自衛隊員たち(もっとも凄惨で苛酷な現場;第一空挺団、出動 ほか)
第4章 医師、看護婦たち(生存者が移送されてくる;四人を病院に収容するまで ほか)
第5章 葬送のとき(葬儀屋は、見た;警察から「棺桶は何本あるか」 ほか)

著者等紹介

飯塚訓[イイズカサトシ]
1937年、群馬県に生まれる。日本大学法学部を卒業。1960年、群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。1985年、高崎署刑事官在職時に、日航機墜落事故が発生、身元確認班長に。1996年、退官
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんちゃん

34
日航機墜落事故に関わった様々な立場の人々の15年後の姿を追ったルポ。著者自身が事故時に遺体確認にあたり陣頭指揮をとった元警察官。自身が当事者であったために感情のこもったルポになっている。多くの人々が献身的に事故の対応にあたった。しかしマスコミの過剰な報道や心ない人々による誹謗中傷により生存者や遺族にとっては困難の多い15年だった。ただでさえ非情な事故だったのに。この著書は2001年に出版されたもの。今の日本は不条理な暴力に虐げられた人に対して温かな支援ができる成熟した社会になっているのか考えさせられます。2018/09/03

パズル

7
日航機墜落事故(生存者女性4名、死亡者520名)に関わった、自衛隊、看護師、葬儀屋、地元住民や遺族から当時の状況を振り返ってもらっています。想像を絶する現実ですが、人間の逞しさを感じました。2014/06/10

ストーハ

6
日航機事故に携わった関係者は、把握されているだけで13万人にもなるという。そのほんの一部の方々に話を伺う。未だに様々な憶測が飛び交う事故だが、この本はあくまでも作者自身が見たり聞いたりしたことのみが記されている。また、当時遺体の身元確認班長として被害者、遺族と真正面から向き合ったこの方だからこそ、聞き出せた話というのも多いのだろう。 終始裏方に徹した葬儀屋さん達の話も印象的。現場に駆けつけた医療班にしても、誰もが『使命感』を持って行動していた。一方で、マスコミの非常識な行動には呆れてしまった。2020/07/29

Humbaba

6
人の命というのは簡単に消えてしまう可能性がある。それが自分の原因ではないとしても、巻き込まれてしまう危険は残る。残された家族は、自分がそのきっかけを作ってしまったのではないかと後悔する。後悔しても仕方ないし、そもそも自分が悪いわけではないのだが、それでも悔やんでも悔やみきれないものはある。2014/09/13

ツキノ

6
『墜落遺体』を読んだあと、別の利用者が返却されて知った本。日航職員や医療従事者、葬儀屋などがマニュアルにない対応をするのに心打たれた。遺族たちのことばも。村の人たちも素晴らしい。2011/05/23

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