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差別表現の検証―マスメディアの現場から

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062106221
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

内容説明

「十数戸の家々がひっそりと肩を寄せ合うようにして、ひとつの部落をつくっていた」「むかし、ある所にアイヌ人の酋長がありました」「群盲、竹下を撫でて出なかった怪情報の噴出」なぜ!?これらは差別表現なのか。

目次

第1部 マスメディアの現状(過剰な自主規制と混乱;コミックにおける描きかえ;作品中の「会話」と差別語;辞典に収録されていない差別語;トラブルへの対処)
第2部 差別表現か否かを検証する(判断がむずかしい「狂」「盲」;時代小説と差別表現;こころと身体の障害差別に関連した表現;被差別部落差別に関連した表現;在日コリアン差別に関連した表現;と場差別に関連した表現;少数民族差別に関連した表現;職業差別に関連した表現;同性愛差別に関連した表現;判断が大きく分かれそうな表現)

著者等紹介

西尾秀和[ニシオヒデカズ]
前講談社法務部長。1938年東京都に生まれる。青山学院大学文学部英米文学科を卒業後、婦人画報社(現アシェット婦人画報社)を経て講談社に入社。雑誌・書籍の編集に携わった後、法務部長として訴訟問題、人権・差別問題に取り組む。この間、日本雑誌協会(編集倫理委員会、人権小委員会)、日本書籍出版協会(出版の自由と責任委員会)、マスコミ倫理懇談会全国協議会、マスコミと公共性研究会、出版・人種差別問題懇談会、民族差別と表現に関する研究会などにかかわる。’99年退社。現在は映倫青少年映画審議会委員、レコード協会レコード制作基準倫理委員会委員などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AR読書記録

3
一度はしっかりお勉強しておこうと。個別には見解の分かれることもあるだろうけど、まずは基本的な考え方をおさえる本、だろう。マスメディア的立位置という面もあると思うけど。2015/04/25

ぼんた

0
いろいろと考えさせられる一冊。なにが差別表現で、なにが違うのか。筆者は、文脈を見て判断しろと強調するけれど、問題は読み手側も文脈を見るとは限らないこと。とりわけ、誰かが声を上げたあとに追随する野次馬的な人々は問題とされるほんの一部だけを見て判断するし、マスメディアもそこだけを切り取って報道する。ソースまで自分で確認しようという気概のある人は少ない。書き手がいくら真摯に考えようと、読み手が脊髄反射的に反対するようでは、禁句をつくって使わないようにするしかない。個人的に、言葉狩りは大嫌いだけど。2016/01/14

dasobo

0
マスメディアの現状の部分だけ読んだ。手塚治に顕著な登場人物のデフォルメが差別的だと問題になった件に対する「おことわり文」がおもしろかった。2011/10/11

むさし

0
差別ってなんなのかなー・・・。厳しすぎる自主規制には反対です。2010/03/07

ta-san

0
大学1年次のレポート参考文献。2010/01/11

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