出版社内容情報
出世作『インディヴィジュアル・プロジェクション』から名作『シンセミア』、『グランド・フィナーレ』へ至る阿部和重創作の変遷、その転換点上の傑作、20世紀最後に書かれ封印されていた幻の小説、遂に刊行!
終わりは始まりへとむかい、新たな物語を生む、メビウスの環のように。
アシダイチロウ、イダフミコ、ウエダミツオ、エツダシン。彼らが出版社から受けた依頼は、共同創作によりひとつの作品を生み出してほしいというものだった。眩いばかりに鏤(ちりば)められたさまざまな記号、めまぐるしく転換する話者、妄想はやがて狂気へとむかう――。世紀末東京を舞台に描かれた阿部文学の真髄に迫る、幻の小説!
『プラスティック・ソウル』は、僕にとって一種の切断線なんです。――<『阿部和重対談集』より>
内容説明
アシダイチロウ、イダフミコ、ウエダミツオ、エツダシン。彼らが出版社から受けた依頼は、共同創作によりひとつの作品を生み出してほしいというものだった。眩いばかりに鏤められたさまざまな記号、めまぐるしく転換する話者、妄想はやがて狂気へとむかう―。世紀末東京を舞台に描かれた阿部文学の真髄に迫る、幻の小説。
著者等紹介
阿部和重[アベカズシゲ]
1968年生まれ。小説家。『アメリカの夜』で第三七回群像新人文学賞を受賞しデビュー。1999年『無情の世界』で第二一回野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で第一五回伊藤整文学賞、第五八回毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で第一三二回芥川賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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