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イサム・ノグチ―宿命の越境者〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062101233
  • NDC分類 712.53
  • Cコード C0095

内容説明

芸術に生きた、愛に生きた!20世紀をまるごと生きた!!自然とエロス、東洋の美と西洋の芸術。すべてを昇華して地球を彫る。結婚と離婚、幾多の恋、とどろく名声、深まる孤独。帰属の場はどこにあるのか―。巨匠が問いつづけた魂の叫び、精神の根源に迫る著者畢生の大作、ついに完成。

目次

第4章 日本との蜜月(灰燼の国;ヨシコさん;結婚 ほか)
第5章 庭という小宇宙(ユネスコ庭園;大いなる始まり;二人の小さな巨人 ほか)
第6章 さようなら、夢追い人(イサム・ノグチ庭園美術館;ヴェネツィア・ビエンナーレ;最後の仕事)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くれの

3
彼を通じ小生のような凡人には理解し難い彫刻の世界観を平易に審らかに粛々と教えてくれました。たった一つの彼の内奥の真相を漏らさず明らかにしようと膨大な資料を紐解き精査し書き起こす著者の執念に驚き感嘆しました。2014/07/24

トマシーナ

2
子供時代から日本からもアメリカからも受け入れられずに育ったイサムが、それでも自分の目指す芸術に没頭していく様が感動的。だからこそ、グローバルになれたのかもしれない。勿論、様々な芸術、モダンな要素が受け入れられ始めた時代が彼を育てた一要素ではあると思うが、更に彼の「運」の強さに驚かされる。20世紀の初頭から、カテゴリーにとらわれないアートを創りだしたそのパワーと才能は筆舌に尽くせない。巨匠と呼ばれるに相応しい人物を排出したことに日本は誇りを持つべきだ。2017/12/25

むらて

2
芸術家の伝記を読むつもりでいたけれど気付いたら十九世紀末から二十世紀のアメリカの、日本の、激動の世界の歴史を読んでいたような気持ちになった。そして「この時代の人物を好きに使っていいからオリジナルドラマを書きなさい」と云われてコレが出てきたら、「いや、すごいけどちょっとドラマチック過ぎてリアリティが…」と云われそうだなと。そんな気分。美術館の収蔵品と酒田の土門拳記念館の庭と、あと高松の庭園美術館(マル)の作品たちだけで、それ以外為人など何も知らないまま読んだら色々圧倒され押し流されましたよ。2016/06/25

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