ヒトのオスは飼わないの?

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062099363
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

内容説明

「一昨年の猫2匹に続いて、昨年は仕事先で出会った野良犬1匹、連れ帰ってしまいました…」これを受け取った恩師が、元旦早々電話してきた。「ネコイヌもいいけれどねえ、君、そんなことより、早くヒトのオスを飼いなさい、ヒトのオスを!!」ネコ6、ヒト2、イヌ1の暮らしって!?ロシア語通訳の仕事先で出会った新しい家族。名エッセイストの犬猫+ヒト騒動記。

目次

犬猫の仲
町一番の美女
雨が連れてきた猫
天国と地獄
台風一過
人類征服の尖兵たち
王子さまは家庭教師
わが家が一番
猫格変化
電話が怖い
猫に似た人
家族旅行
竹林交友記録
全ロシア愛猫家協会会長
ゲンの変貌
金色の目をした銀色の猫
ショック療法
聖家族
双子姉妹の青春
ゲンのいない庭
ノラ
後日談

著者等紹介

米原万里[ヨネハラマリ]
1950年、東京生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。’83年頃からロシア語同時通訳を始める。’92年、報道の速報性に貢献したとして日本女性放送者懇談会SJ賞、’95年、『不実な美女か貞淑な醜女か』で読売文学賞、’97年、『魔女の1ダース』で講談社エッセイ賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

101
ロシア語通訳者、天才エッセイスト米原万里さんの飼い猫飼い犬にまつわるエッセイ。読書が楽しすぎて、またあの本の続きが読めるから今日の仕事頑張る、と思える本だった。電車のなかで笑いを堪える読書は久しぶり。相変わらずパワフルでポジティブで愛情深くて行動力と発想が常人離れしていて圧倒されるし、周囲の人たちとの友情が素晴らしい。犬や猫は飼った事がないし別れのシーンは悲しすぎるけれど、人生で一度は共に生きてみたいと思えた。悲しい事件のニュースで胸がいっぱいになっていたところを米原万里パワーが明るい気持ちにしてくれた。2022/11/03

やよい

5
動物エッセイで楽しみにしていたが、部分の表現があわなかった。時代ですかね。内容は面白かっただけに、残念。こればっかりはしょうがない。2015/02/01

あおりんご

3
読んでいて悶えた。米原さんの一心な動物達への愛ある行動や言動に「わかるわかる」と、ことあるごとに共感。類は友を呼ぶというが、彼女の周りに集まる人間も動物好きばかりで、読んでいてとても心がなごんだ。人間の勝手でひどい目に会った記憶のある猫ちゃんや犬ちゃんに心痛み涙も出た。出会って良かった1冊。タイトルとは全然イメージの違う中み。2013/03/06

てまり

3
ヒトのオスを飼うだの飼わないだのとは、なんとまぁと思って手にしたが、イヌネコにあふれんばかりの愛情を注いでいるエッセイだった。イヌ好きネコ好きにはたまらんでしょうが、それほどでなくても、彼らの愛らしさには思わず顔がゆるんでしまう。2008/11/26

星落秋風五丈原

2
ロシア語通訳として活躍する著者の犬と猫との共同生活を描いた最新エッセイ。 ロシアから連れ帰った猫、雷雨に消えた犬のことなど笑って泣ける。無理と道理との出会い(このネーミングはすごいな)。ロシアでのターニャ、ソーニャとの出会い。 野良犬ゲンとの出会いと突然の別れ。物言わぬ者達とのコミュニケーションを本当に鳴いて取っているとは…。しかしこれだけの動物と暮らすのは、広い家でないとダメでしょう。こちらが頭悩ます旅行も勝手知ったる運転手さんや スチュワーデスの協力で一緒に行ってしまうのですから、うらやましい。 2005/05/13

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