警察官僚が見た「日本の警察」

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警察官僚が見た「日本の警察」

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062095600
  • NDC分類 317.7
  • Cコード C0095

内容説明

日本の治安は世界一といわれ、それを世界一たらしめてきたのは、国民の協力もあるが、日本の警察関係者の永年にわたる努力の賜でもある。これは彼らの誇りであると同時に、国家としての日本の誇りでもあった。しかしながら、いま治安は急速に悪化しつつある。「世界一安全な国・日本は昔の話」とまでいわれるようになった。日本の警察の中で生きてきた一人の人間として、私はこれを看過するわけにはいかない。「警察」に関しては、いままで数多くの書物が世に出た。しかしその多くが「警察=権力=敵」といった警察批判の書であり、偏見に満ちた攻撃の書であった。本当に警察を思い、警察の機構と内情、そしてそこで働く人間の心を知っている者が書いた書物は、ほとんどないといってもよい。本書は「日本の治安が、今後も名実ともに世界一であってほしい」という願いを込めて書いたものである。

目次

第1章 警察キャリアの誕生
第2章 警察を見れば社会がわかる
第3章 「ギャンブル、わいせつ、交通問題」と警察
第4章 犯罪に立ち向かうための権限
第5章 キャリアと地方警察
第6章 日本警察の現実

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RY

1
堅苦しい論説もなく、著者の警察官僚としての経験が滑らかに記されています。財務省や外務省と並び、五大省庁の一つとしてこの国のトップエリートが集まる警察庁ですが、やっぱり公安というだけに、他の省庁よりも大変そうですね、、、しかし、それだけやりがいもあることだろうと思います。著者は現在の警察組織に批判も加えていますが、随所に見られる、警察官僚としての「誇り」の意識が印象的でした。自分もこんな風に「誇り」を持って働きたいなと。2013/12/06

godon

1
諸問題について、一貫してキャリア警察官僚からの視点で述べられている。おとり捜査自慢、欧米の警察のように権力を持たせろ、アダルトビデオのゾーニングは不十分だ、パチンコ徹底擁護、日本の留置場は恵まれている、盗聴法を早く通せ、などなど。古い本だけど内容は古く感じなかった。それだけ、警察という組織が進歩のない硬直した組織だということなのだと思う。2010/07/09

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