内容説明
さわりたい…あたしは溶けだすように泣いた。この本を見て、何か少しでも感じるなら、読んでみてください。あなたがいくつであっても男でも女でも、きっとあなたのことが書いてあるから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパイク
12
小説としての面白さは抜群ではなかったが、雰囲気がとてもわたしの好み。長距離トラックのドライバーは今でも憧れの職業だし、アルーコール依存はわたし自身経験してることだし、同じような世界に住んでる気がする。主人公はアル症に摂食障害、幻聴は統合失調症?なんだか精神疾患のオンパレード。”パンダ”とか”月光仮面”なんて無線の隠語はアル中病院で知り合ったダンプの運ちゃん(元プロスポーツ選手)に教えてもらった通りでリアリティあった。(まあ、ちょっと取材したり調べたりすれば解るのかもしれませんが)「神は細部に宿る」ですね。2014/07/27
Junichi Watanabe
1
読了。中学時代のトラウマから精神分裂気味でアルコールに依存している文字を書く仕事を持つ女性が主人公。 雪の夜、年下のトラックドライバーと知り合い好きになる。東京と新潟1往復半の車上で物語が進む。ただそれだけ。自分にはよくわからなかった。1999年芥川賞候補作。2021/07/03
asm
1
大森南朋さん出演のオススメ作品として教えてもらった。映画観てから折角なので本も。何となく不思議な文章。ラストシーンが映画と小説で違うこと、映画で印象的だった食堂でのシーンがないこと。 映画、うまくまとまってたなぁと感じた。というか小説だけでは、私は理解が出来なかったかも。岡部役の大森南朋さん最高でした。 誰かに必要とされたいと、誰だって思うよなぁ。 主人公は、どこにでもいる誰か、なのかも。と思ったり思わなかったり(どっち)ロードムービーとして楽しめた映画。それを小説として読む、という不思議な体験になった。2018/01/10
saboten
0
ゆるゆる話が進んで終わった。川上弘美さんを思い出しました。2012/09/28
うりん
0
最後はほぼトラック知識に集中してたような・・・ 尻切れトンボな終わり方 もう少しパンチのある最後がよかったな2011/05/09