戦後責任論

戦後責任論

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062093613
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0020

内容説明

普遍的な応答責任と日本人の一人としての政治的責任、戦争の記憶の亡霊性と継承可能性、事実を認めジャッジメント(判断)を下すことの必要性…。記憶、証言、責任についての明晰な思索から、台頭するナショナリズムの代表的言説を鋭く批判し、「慰安婦」問題から日の丸・君が代問題まで、「国民国家」日本の枠組みそのものをラディカルに問い直す。

目次

1 戦後責任を問い直す(「戦後責任」再考;記憶・亡霊・アナクロニズム;ジャッジメントの問題)
2 ネオナショナリズム批判(日本のネオナショナリズム1―自由主義史観を批判する;日本のネオナショナリズム2―加藤典洋氏「敗戦後論」を批判する;ネオナショナリズムと「慰安婦」問題)
3 私たちと他者たち(汚辱の記憶をめぐって;哀悼をめぐる会話;日の丸・君が代から象徴天皇制へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takao

4
1999年12月10日発行(2003年8月22日、第5刷)。2006年の教育基本法改悪反対運動で著者の名を知って『「心」と戦争』『教育と国家』などを読み、本書にも出会った。それから15年を経ての読了。敗戦後論の加藤典洋との論争の書である。1990年代に金学順さんらが名乗り出るまで「慰安婦」問題は存在しないことになっていた。しかし、歴史を偽造することはできない。最近の「徴用工問題」でのヒステリックな報道に恐怖を感じる。これらの問題を乗り越えない限り「戦後」は終わらないのだと感じた。2019/03/07

W.S.

1
Ⅰ「戦後責任を問い直す」のみ読了。 高橋氏の戦後責任論における、「応答可能性(responsibility)としての戦後責任」や「「日本人としての」戦後責任」について関心があったため。2015/08/05

すいか

0
小林よしのりの読者に読んで欲しい内容だけど、ヘーゲルがどうのとか難しいことを不必要に書いていて、これじゃあマンガで読みやすくなってないとわからない人には理解不能だよね。2010/02/06

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