ミーム―心を操るウイルス

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ミーム―心を操るウイルス

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062087377
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0036

内容説明

こころをゲット!売れる商品、効果を上げる広告、人を魅惑するスピーチ、大衆を動員できるイベント、浮動票を獲得する選挙…、これらの成功の秘密は、すべて「ミーム」力にある。新パラダイムが起こす意識革命。

目次

序章 心の危機
第1章 ミームとは何か
第2章 心とふるまい
第3章 ウイルスが棲む三つの世界
第4章 進化の本質
第5章 ミームの進化
第6章 性―進化の根源
第7章 生き残りと恐怖
第8章 私たちはいかにプログラムされているか
第9章 文化ウイルス
第10章 宗教のミーム学
第11章 設計ウイルス(カルトの始め方)
第12章 治療―ミームの選択

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

権現

4
情報、文化、メッセージ。心を介するあらゆるものの中に潜む「ミーム」の概念を広く浅く取り扱う入門書。全体を通して「ミームとは」という話が延々続いていく。認知的不協和を利用した怪しいセミナーや新興宗教の手法を学べるのは面白い。「静寂」こそがミームにとっての死であり、とにもかくにも特定の情報に触れた時点でミームが増殖する契機を与えることになるというのは、単純で恐ろしいメッセージ。なにげなく触れているミームを自分自身から分離して世界を見つめなおすことができたら、きっと人はもう少しだけ自由になれるに違いない。2015/05/09

いきもの

1
ミームという概念が広まっての初期の本。心に感染するウイルスというアナロジーにやや引っ張られすぎていて、やや単一的な因子としてミームをとらえている印象がある。ミームが人間の欲望や衝動と関連して作動する機構、メディアや宗教との関わりなど。最後の方はやや自己啓発本めいている。2020/03/08

かとうさん

1
岡田斗司夫が”ミーム”について語っていたので読みました。 サイエンスフィクションとして読むならば、それなりに面白いのです。 著者は大まじめに語っているのでしょうが、信ぴょう性がいまいち持てないなーという感想。2014/02/26

西村修平(偽)

0
本書はマイクロソフトワードの開発者の本である。 人の真似をするときに伝わっていくウイルスのようなものがある。 その心を操るウイルスのことを本書ではミームと言い、ミームは心から心へと移り広がってゆく。競争に勝ったミーム、すなわちもっとも多くの心に入り込むことに成功したミームは、今日の文化を形成する活動や創造に大きく関与するのである。 人の頭の中のミームがその人の行動を決定しており、心をコンピューターにたとえれば、ミームはプログラミングといったソフト部分に相当する。遺伝子が創り出した脳や神経系はコンピューター2016/09/14

aya-panta

0
ミームというウイルスによって心を操られる。要は「マインドコントロール」だと思うが、もう少し感染力が強く広がっていく感覚。作者はマイクロソフトのエンジニアで、システムの中に入り込んで情報を書き換え、拡散していく、というPCウイルスのアナロジーで説明している(と私は感じた)。『利己的な遺伝子』もそうだったが、ふむふむ、とよく分かるところと、それで何? と問いかけたいところがあって、知りたかったことが分かったよ! というすっきり感は得られなかった。2013/08/14

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