内容説明
たった一度の生だから、この人を永遠に自分のなかにとどめておきたい。男と女の性愛の真髄を描き、新聞連載中から圧倒的な反響をまき起した注目の文芸大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
60
どうしてそっちに行っちゃうのかなぁ、ん〜、でもちょっとだけ気持ちはわかるかなぁ、と密かに私自身揺れながらの再読。初読時よりも、主人公たちの年齢に近い今、当時よりも思うところは多いわけで。主人公たちが一緒に訪れた、鎌倉、修善寺、日光、そして軽井沢は私もまたいつか訪れたいなぁ、とそれだけは確信をもって、読了しました。2014/05/12
優希
52
やはり官能小説以上でも以下でもありませんね。エロティックで艶かしい描写が続くので、読むのが辛かったです。2022/09/04
那由多
13
これがヒットしてブームを生んだ理由を誰か教えてくれ。同じ単語がしょっちゅう出てくる。類義語とか表現法を知らない、下手ななろう系ウェブ作家かよ。行き詰まった二人の最終選択が美しく描けてるだけに、途中の煩悶が練れた文章じゃないのが勿体ない。
*Nimi*
12
家族・友人・仕事…全てを犠牲にしてでも愛に生きる久木と凛子…だけなら聞こえは良いが、結局は多くの人を巻き込み不幸にした不倫関係。だからこそのあの結末なのだと思うし、それ程の愛なのだろう。 阿部定事件、知らない事実が分かり、その内容が意外と面白かった。2017/11/22
チアモン
10
そうだった。ラストまで行く前に思い出してしまった。でも、なぜ二人は死ななければならなかったのか。分からない。2013/03/10