内容説明
全米300万部の大ベストセラー「クリスマス・ボックス」を超える話題作!!人を愛する喜びと哀しみを刻みながら、永遠に受け継がれていく「天使の時計」。前作をはるかに超えて、今あの感動がよみがえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SHIN
26
メアリーアン・パーキンの死後、娘ジェナに贈られた時計の意味を知る。誰もが、人との別れは避けられない。その中で〝永遠の愛と喜びを知る人〟は、どれくらいいるのだろうか。そんな純粋な気持ちがいっぱいの感動本となっている。2022/09/04
花々
10
今回は「時」がテーマ。前作のクリスマス.ボックスでの老婦人メアリーアンの過去が夫の日記の一説を取り入れながら、語られていきます。喜びも悲しみも乗り越えてきた「時」と深い愛情。それが随所で感じられて、泣けました。優しい気持ちで満たされる物語です。2015/12/02
ジキル
3
憎しみの負の連鎖を断ち切るという重めのテーマ。これは、なかなか現実には難しい。そこに、人種差別なども織り交ぜており、この本は、アメリカではどう受け止められたのかな。2023/06/11
Melotte 22
2
三部作のふたつめ。時計が重要なアイテムとして描かれている。時計をTimepieceと表記しているところに著者の意図を感じた。それは『思い出』でもあり、時計を集めるデイヴィッドの行動にも示唆されている。人の過ちを赦し、人の罪を赦すデイヴィッド。次の物語で彼は語る。時間を生きる意味に例えるなら、時計は信念みたいなもの。時間を理解できなくても、時計で時間を知ることはできる。生きる意味を理解できなくても、信念で生きる意味を知ることができる。信念を貫く彼が辿り着いた場所とは。三部作のラストは『最後の手紙』です。2015/07/27
うみのひつじ
1
昔昔に読んでとても感動した本。もう一度読みたい。