内容説明
『去勢歌手』が奏でる天使の歌!人を狂わせるカストラートの真実。甘く危険な謎をパリ・ルーヴル宮に追え!サイバー・バロックの刺激に満ちた冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
3
好き嫌いがはっきり分かれると思うが、私は好きです。設定をありえねえと思った方は、もうだめですな。2008/01/29
草津仁秋斗
1
官能的で甘美で退廃的な夜闇の世界。音楽と電気と陰謀が複雑に絡まり合っている。時はルイ14世の時代のフランス、なのに何故か電気があって電話が大流行。そこで教皇庁や去勢歌手や王女や、たくさんの人間の思惑や陰謀が絡まり合って、最後には甘美な宴へと高まっていく……という話。素晴らしい。スチームパンクと音楽好き以外も是非読むべし。2014/09/21
luna
1
女子高生的……と言えないことはないが、ある意味恐ろしい作品。面白いし魅力的。スチームパンクとはちょっと違うと思う。悪夢の中に迷い込んだような……でも結論は今ひとつよくわからなかったのですが。面倒なこと言わない、音楽やバロックが好きな人にオススメ。2012/10/06
宇宙猫
0
★★★★★
MEPHISTO
0
18世紀パリ。史実と異なり電飾と電話があり、その電話回線をカストラート(虚勢歌手)が声のトーンでハッキングすると言う、魅力的な話し。ただ、遅々とした群像劇が続き、恥美なバロックの世界に浸れない人には厳しい。「こちらは天使。あなたはだぁれ?チャオ」