感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
93
クリスマスのはじまりに壮大な愛があったことを、人はどうしても忘れてしまう。大切なものをそっと差し出すあの愛が、あまたの奇跡を生んできた。アメリカ、ソルトレーク・シティの荘厳な古い館に住まう老婦人。ともに暮らすことになった家族。限りのある命を目の当たりにした人は傷つけられ、限りのない愛に救われる。いや、救われはしなかったのか。大切な人を失う哀しみを知る隣人に、勧めるべきか勧めないべきか、未だ考えあぐねている。2020/12/24
はる
54
ひょんなことから、一人暮らしの老婦人の住むお屋敷に移り住むことになった「わたし」は、ある日、屋根裏部屋で美しい小箱を見つける。その箱に隠されていた秘密とは…。家族愛をうたった心温まるお話し。短いのですぐに読み終わりましたが、切なくも優しい雰囲気はちょっとO・ヘンリーを思わせます。自費出版から始まったけれど、評判になってついにはベストセラーになったのだとか。2017/07/11
昼夜
34
いろんな人に読んでもらいたいけど、とりわけ仕事で忙しいお父さんたちに読んでほしい本です。タイムイズマネー、光陰矢の如し時間は待ってはくれませんが自分にとって何が一番大切か教えてくれます。この本を読みながらしみじみと家族で写真を撮る習慣がなかったのと写真を撮られるのが大嫌いなせいで父と写った写真が殆どない後悔、胸に刺さった棘が痛みます。2014/12/26
SHIN
20
著者 リチャード・エヴァンズ一家は老婦人 メアリーアン・パーキン家の住込みを始める。メアリーはリチャードに最初の『クリスマス・プレゼント』は何だったかを問いただした。それを思い出したとき〝親の愛〟を感じることになる。2022/08/07
ちかぼ
18
十数年ぶりに再読。泣くのがわかっていて、それでもやっぱり泣いてしまう。最初のクリスマスの贈り物。本当に大切なもの。。。とても温かい物語。これからもずっと本棚に置いておく。2017/05/13