内容説明
尾辻克彦またの名を赤瀬川原平中古カメラ中毒の著者が描くオタク私小説。同病相愉しむ傑作カメラ小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tu-bo@散歩カメラ修行中
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図書館に行った。本当は、文庫のライカ同盟を借りるつもりだった。しかし何故か文庫は、貸し出し禁止で、親切な司書のお兄さんが差し出してくれたのが、この単行本だった。これだけでも感涙物だ。優しいな、親切だな、中央図書館の司書係のお兄さん。さて 中古カメラの蒐集は、病気なんですね、赤瀬川さんに因れば。その病気の様子は、稚気に溢れているが、文体は、名文。この人の文章、表現力に驚く。で、いつもに増して楽しみましたdでもこの本、赤瀬川さんのファン以外に買う人居たのだろうか。販売部数が知りたくなる。2015/11/09
ま
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図書館で借りた本。先日、亡くなった、赤瀬川原平氏が別名で書いた私小説。私小説だけど、ほとんどエッセイみたいな感じで、面白かった。中古カメラ中毒者は病気なんですね。何となくわかるような気がします。カメラにハマっていく描写がリアルで、興味深かったです。★★☆☆☆2014/11/03
gu
1
さりげなく保坂和志が登場していた。何の役にも立てようとしないもの(=趣味)の話だからこんなに楽しいのだと思う。書いてあることがなんとなくでしかわからなくても、どっぷりハマる感覚が味わえる。我の強くない文章だから良いのかもしれない。自分が読んだのは単行本だが、文庫版の帯の「注目される今後の動き」という宣伝文句がかなりツボに。2011/02/08
かりかり
0
☆☆
you.
0
★★★★☆2015/08/31