内容説明
西行と同じく俗世の営みを経て出離の道を選んだ著者にして、初めてとらえ得る西行の全宇宙。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
18
初瀬戸内である。作者の、西行の心に沿う思いが伝わるすばらしい作品だった。なぜ西行は出家したのか、出家した西行の心の揺れはどのようなものだったのか、命への想いは西行にとってどう変化していったのか等々、同じように出家した立場も含めてじっくりと綴られていて、何度も読み返したくなる一冊だ。2018/12/21
めにい
4
西行について寂聴氏が調べたこと、感じたこと、足跡を訪ねて思ったこと、想像したことがごちゃ混ぜになって書かれている。なぜ出家したのかが、著者自身の興味となって焦点があてられているように思う。何度も読み返したくなる。2015/04/29
そら
2
『西行花伝』に続く、西行2冊目。より多角的に近づけた。2018/07/22
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