翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件

翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062053433
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

魅力的な謎、破天荒なトリック、緻密な論理、奇矯な人物、衒学趣味、毒に満ちたユーモア、意外な解決…。およそ思い付く限りの本格ミステリのエッセンスが、この小説には濃密に詰め込まれている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

15
再読。山篭りする探偵すげぇという記憶しかなかったが、すごいなこれ。メルカトルモノ読み直してみよ。2011/02/16

せの

10
すごい壮大な前フリ!一部ラストはついニヤニヤしてしまいました。その後また驚いたけど。メルカトルが阿呆でいいなぁ。こういう、『おやくそく』をおちょくるようなミステリがすきです。結構いろんなことが突発的で附いていけない部分もたくさんあったんですけどね…。香月くんがこんな陰惨な数日間に恋をしてるとか、明らかに今鏡家の人が狙われてるのに警備とかまったく雇おうともしない今鏡家の皆さんとか、刑事があまりにも役立たずだとか。でも好き。2012/12/06

水瀬しあ

7
メルカトル、もしくは木更津シリーズ第1弾。メルカトルの方は、第1弾にして最後の事件なわけですが。いかにもなミステリと見せかけて、それを逆手に取った感じ。特に登場人物に関しては、色々と意外な展開で面白かったです。ラストとか。事件の方も二転三転。真相が強引な気がするのは、探偵たちのせいじゃないかという気がします(笑)。煙に巻くような会話も特色かも。2009/03/31

小春

6
ある種のアンチミステリ2012/09/02

サト

6
蒼鴉城と呼ばれる屋敷で起こる連続殺人。メルカトルものの最初の作品でありながら最後の事件。登場直後に退場する、そのあまりの早業に失笑。推理自体は想定内で驚きがなく、後々引っ繰り返されたから良かったものの期待していたほど悪徳さが出ていなかった。メルカトルとは一体何だったのか。メルカトル退場後の展開が面白く、二転三転する真相には震える。日本人らしい本格推理小説。次々に起こる連続殺人は、装飾過多で猟奇的。連続殺人ものを謳いながら、わずか数人の死者が出るだけで解決される巷間のミステリーよりサスペンス色が強く出ていた2011/08/13

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